ウォーターサーバーには、同じ会社の中に「最低利用期間が長いほど水が安いプラン」を用意しているところがあります。この記事では、次の問いにお答えします。最低利用期間の長いプランを選ぶと月にいくら安くなり、何か月以上使ってからやめれば、違約金を払っても縛りなしのプランより支払いが少なくなるのか。
先に結論です。クリクラの3プランを公式の料金表(2026年9月3日取得)で計算すると、水を月2本使う世帯では、5年の「超お得プラン」が縛りなしの「ベーシックプラン」より支払いが少なくなるのは39か月使ってからやめた場合からでした。3年の「お得スタートプラン」は、3年の期間中にやめるといつやめても縛りなしより高くなります。水を月4本使う世帯では分かれ目が早まり、超お得プランは25か月目、お得スタートプランは26か月目からでした。
同じプランでも、何本使うかで分かれ目は1年以上ずれます。以下、足した中身を順に示します。編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。
この記事で足すもの・足さないもの
比べるのは、同じ会社のプランどうしで違いが出る項目だけです。
- 足すもの: 水代(1本の価格×月の本数)、あんしんサポートパック(月額)、サーバーレンタル料、途中でやめたときの違約金
- 足さないもの: 電気代(クリクラの料金ページと機種ページには、電気代の目安の金額が載っていませんでした)、超お得プランの初回特典(ボトル4本500円)、初期費用・出荷手数料(料金ページに金額の記載が見つかりませんでした)
違約金は毎月払うお金ではないので、月額の列には混ぜません。「何か月目にやめたら、そこまでの合計はいくらか」という形で、別に足しています。
クリクラの3プランは月いくら違うか
クリクラの水は12Lボトルで、プランによって1本の価格が変わります。あんしんサポートパックは全プラン共通の月460円です。サーバーレンタル料は0円ですが、3ヶ月間の利用本数が6本未満だと月1,100円かかります。月2本なら3ヶ月で6本になるので、この条件にはかかりません。
| プラン(最低利用期間) | 条件 | 水代 | サポートパック | レンタル料 | 月額の合計 | ベーシックとの差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ベーシック(なし) | 月2本 | 1,750円×2=3,500円 | 460円 | 0円 | 3,960円 | 基準 |
| お得スタート(3年) | 月2本 | 1,670円×2=3,340円 | 460円 | 0円 | 3,800円 | 月160円安い(年1,920円) |
| 超お得(5年) | 月2本 | 1,620円×2=3,240円 | 460円 | 0円 | 3,700円 | 月260円安い(年3,120円) |
| ベーシック(なし) | 月4本 | 1,750円×4=7,000円 | 460円 | 0円 | 7,460円 | 基準 |
| お得スタート(3年) | 月4本 | 1,670円×4=6,680円 | 460円 | 0円 | 7,140円 | 月320円安い(年3,840円) |
| 超お得(5年) | 月4本 | 1,620円×4=6,480円 | 460円 | 0円 | 6,940円 | 月520円安い(年6,240円) |
出典: クリクラ 料金ページ(2026年9月3日取得)
のりかえプランも1本1,620円(税込)ですが、乗り換えの人向けのプランで、最低利用期間と違約金を今回の公開データで確認できていないため、表には入れていません。
サポートパックとレンタル料はどのプランでも同じなので、月額の差は水代の差だけで決まります。1本あたりの差はお得スタートが80円、超お得が130円です。本数が倍になれば差も倍になります。これが後で分かれ目を動かします。
途中でやめると、違約金は何年目かで変わります

クリクラの違約金は一律ではなく、使った年数で段階的に下がる表になっています。
| プラン | 1年未満 | 1年以上2年未満 | 2年以上3年未満 | 3年以上4年未満 | 4年以上5年未満 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベーシック | 0円(契約期間の定めが無いため) | ||||
| お得スタート | 12,500円 | 10,000円 | 8,000円 | — | — |
| 超お得 | 17,000円 | 15,000円 | 12,500円 | 10,000円 | 8,000円 |
出典: クリクラ 解約に関するFAQ(2026年9月3日取得)。サーバー1台につき・不課税の表示です。
公式FAQの違約金の表には「更新後の契約期間内に解約した場合」という注記が付いています。最低利用期間を過ぎたあとにやめる場合の扱いは、この記事では解釈しません。以下の計算は、各プランの最初の最低利用期間の中だけで行っています。
月2本なら、超お得プランが安くなるのは39か月目からです
「そこまで払った月額の合計+その時点の違約金」を、ベーシックプランの月額の合計と比べます。利用した月数が12か月未満なら「1年未満」の区分として当てはめています。
| やめる時点(利用月数) | ベーシック | お得スタート(月額計+違約金) | 超お得(月額計+違約金) |
|---|---|---|---|
| 11か月 | 43,560円 | 41,800円+12,500円=54,300円 | 40,700円+17,000円=57,700円 |
| 23か月 | 91,080円 | 87,400円+10,000円=97,400円 | 85,100円+15,000円=100,100円 |
| 35か月 | 138,600円 | 133,000円+8,000円=141,000円 | 129,500円+12,500円=142,000円 |
| 38か月 | 150,480円 | — | 140,600円+10,000円=150,600円 |
| 39か月 | 154,440円 | — | 144,300円+10,000円=154,300円 |
| 59か月 | 233,640円 | — | 218,300円+8,000円=226,300円 |
出典: クリクラ 料金ページ / クリクラ 解約に関するFAQ(いずれも2026年9月3日取得)。月額は月2本・税込の条件で、上の表の3,960円・3,800円・3,700円を月数ぶん掛けています。
読み方は次のとおりです。
- お得スタートプラン: 35か月でやめても、ベーシックより2,400円多くなります。月160円の差を35か月積んでも5,600円で、違約金8,000円に届きません。36か月の期間を使い切った時点では、ベーシックとの差は5,760円のマイナス(お得スタートのほうが少ない)になります。
- 超お得プラン: 38か月でやめるとベーシックより120円多く、39か月でやめると140円少なくなります。月260円の差が39か月で10,140円になり、3年以上4年未満の違約金10,000円を上回るためです。59か月でやめた場合の差は7,340円、60か月使い切った時点では15,600円です。
月2本の世帯では、長いプランの値下げ幅に対して違約金が大きく、期間の途中でやめると多くの場合はベーシックより高くなる、という並びでした。
月4本なら、分かれ目は2年ほど早まります

本数が倍になると月額の差も倍になり、違約金の表は同じままです。そのため分かれ目は手前に来ます。
| 条件 | プラン | ベーシックとの月額差 | ベーシックより少なくなる利用月数 | 分かれ目の計算 |
|---|---|---|---|---|
| 月2本 | お得スタート(3年) | 160円 | 期間内では無し(36か月使い切った時点で5,760円少ない) | 2年以上3年未満の違約金8,000円÷160円=50か月で、期間を超える |
| 月2本 | 超お得(5年) | 260円 | 39か月目から | 10,000円÷260円=38.4…か月 |
| 月4本 | お得スタート(3年) | 320円 | 26か月目から(25か月で同額) | 8,000円÷320円=25か月 |
| 月4本 | 超お得(5年) | 520円 | 25か月目から | 12,500円÷520円=24.0…か月 |
出典: クリクラ 料金ページ / クリクラ 解約に関するFAQ(いずれも2026年9月3日取得)
月4本の超お得プランは、24か月でやめるとベーシックより20円多く(差12,480円に対して違約金12,500円)、25か月でやめると500円少なくなります。3年目以降は違約金が10,000円・8,000円と下がる一方、差は月520円ずつ積み上がるので、25か月目より後はどこでやめてもベーシックより少ない計算です。
同じ超お得プランでも、月2本なら39か月目、月4本なら25か月目。分かれ目を決めているのは、プランの名前よりも毎月の本数だということが、この2行から読み取れます。
解約金が年数で下がる会社と、下がらない会社
ここまでの計算は、違約金が段階的に下がるから成り立っています。解約金の表の形は会社で違います。
| 会社・プラン | 最低利用期間 | 解約金の形 | 公式表示の金額 |
|---|---|---|---|
| クリクラ 超お得プラン | 5年 | 年数で下がる | 17,000円→15,000円→12,500円→10,000円→8,000円 |
| クリクラ お得スタートプラン | 3年 | 年数で下がる | 12,500円→10,000円→8,000円 |
| プレミアムウォーター PREMIUM WATER MOM CLUB・famfit2(2025年4月23日以降の申込) | 5年 | 年数で下がる | 45,000円→35,000円→25,000円→15,000円→5,000円→5年以上0円 |
| ウォータースタンド ピュアライフL/S 3年プラン | 3年 | 年数で下がる | 1年未満40,000円/1〜3年未満20,000円(不課税) |
| ウォータースタンド ピュアライフL/S 5年プラン | 5年 | 年数で下がる | 1年未満40,000円/1〜3年未満20,000円/3〜5年未満10,000円(不課税) |
| エブリィフレシャス | 3年 | 一律 | 3年未満の解約で40,000円 |
| フレシャス レンタルプラン | 3年 | 一律 | 3年未満で40,000円(不課税・1台あたり) |
| コスモウォーター(全機種) | smartプラス2年/smartプラスNext3年 | 一律 | 規定利用期間内の解約で33,000円(サーバー引取手数料) |
| U-Premium | 3年(36か月) | 一律 | 最低利用期間内の解約で20,000円(不課税) |
出典: クリクラ(2026年9月3日取得) / プレミアムウォーター(2026年9月3日取得) / ウォータースタンド(2026年9月2日取得) / エブリィフレシャス(2026年8月14日取得) / フレシャス(2026年9月3日取得) / コスモウォーター(2026年9月3日取得) / U-Premium(2026年8月20日取得)
一律型では、期間の途中で「あと1年使えば解約金が下がる」ということが起きません。1か月目でも期間の最後の月でも、同じ金額が表示されています。一方、年数で下がる型では、どの区分でやめるかによって合計が変わるため、この記事のような月数ごとの計算に意味があります。
月額の差か解約金の片方しか分からず、分かれ目まで出せない例

同じ会社に期間の違うプランが並んでいても、今回の公開データでは片方の数字しかそろわない会社がありました。
| 会社 | プラン | 条件 | 分かっている金額 | そろわない項目 |
|---|---|---|---|---|
| プレミアムウォーター | もっとPREMIUM(5年) | amadanaスタンダード・月12.5L×2本 | 4,082円/月〜 | この2プランの契約解除料は、この記事で使っている公開データに含まれていません |
| プレミアムウォーター | ずっとPREMIUM(3年) | amadanaスタンダード・月12.5L×2本 | 4,190円/月〜 | |
| ウォータースタンド | ピュアライフS | 縛りなし/3年/5年 | 月額は「2,530円〜」の表示 | 製品ページの月額は下限の表示で、プランごとの月額の差が読み取れません |
| ウォータースタンド | ピュアライフL | 縛りなし/3年/5年 | 月額は「2,860円〜」の表示 |
出典: プレミアムウォーター 料金ページ(2026年9月3日取得) / ウォータースタンド 製品ページ(2026年9月2日取得)
プレミアムウォーターの2プランは、月額の差が108円です。5年のもっとPREMIUMを選ぶと、3年のずっとPREMIUMより36か月で3,888円、60か月で6,480円少なくなる計算ですが、最低利用期間は2年長くなります。途中でやめたときの金額が分からないため、分かれ目は出していません。
ウォータースタンドのピュアライフは逆で、解約金の段階は分かっていても、縛りなし・3年・5年でそれぞれ月額がいくら違うかが、取得した製品ページからは読み取れませんでした。分かれ目を出すには、月額の差と解約金の両方が要ります。
数字の見方
この計算の前提
- 毎月の本数は、期間中ずっと同じとしています。月によって本数が変わると、差の積み上がり方も変わります。
- 3ヶ月間の利用本数が6本未満になる月があると、クリクラではレンタル料1,100円/月が加わります。月2本を下回る使い方では、表の月額が当てはまりません。
- 超お得プランの初回特典(ボトル4本500円)は含めていません。含めると超お得プラン側の支払いがその分少なくなります。
- 電気代は含めていません。料金ページと機種ページに目安の金額が載っていなかったためです。
- 違約金の区分は、利用した月数に当てはめて計算しています。区分の境目がいつから数えるかは、公式の表示でご確認ください。
- 金額はいずれも取得日時点の公式表示です。料金やプランの内容は変わることがありますので、最新は各社の公式サイトでご確認ください。
家計の合算表に入れるときは
このサイトでは、食材宅配の手数料やウォーターサーバーの月額を1つの表に足して、世帯の定期費用を見ています。プランを選ぶときも、月額の列には「水代+サポートパック+レンタル料」の合計だけを入れ、違約金は「途中でやめたときの費用」として別の行に置くと、月々の差と、やめるときの一回きりの支払いが混ざりません。何年使うかが決まっていない段階で、違約金を月数で割って月額に混ぜると、その月数を前提にした数字になってしまいます。
この計算が向く世帯・向かない世帯
毎月の本数がほぼ一定で、何年くらい使うかの見当がついている世帯には、この分かれ目の出し方が役に立ちます。反対に、引っ越しの予定がある、季節で本数が大きく変わるといった世帯では、表の前提そのものが当てはまらないため、この計算は向きません。その場合は、分かれ目の月数よりも、各区分の違約金の金額そのものを見ておくほうが実際に近いと考えられます。
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まとめ
最低利用期間の長いプランを選ぶと月にいくら安くなり、何か月使えば違約金を払っても縛りなしより少なくなるのか。クリクラの公式表示(2026年9月3日取得)で計算した答えは次のとおりです。
- 月額の差は水代の差だけで決まり、月2本なら160円(お得スタート)と260円(超お得)、月4本なら320円と520円です。
- 月2本では、超お得プランが縛りなしのベーシックより少なくなるのは39か月使ってからやめた場合からです。お得スタートプランは、3年の期間中にやめるといつやめてもベーシックより多くなり、使い切った時点で5,760円少なくなります。
- 月4本では分かれ目が早まり、超お得プランは25か月目、お得スタートプランは26か月目からです。
- この計算ができるのは、違約金が年数で下がる会社で、月額の差と違約金の両方が公開されている場合です。解約金が一律の会社や、どちらかの数字がそろわない会社では、同じ出し方はできません。
長いプランが安くなるかどうかは、プランそのものより、毎月の本数と何年使うかで変わります。どちらが合うかは世帯ごとに違いますので、ご自身の本数を当てはめて確かめてみてください。
クリクラのプランごとの1本の価格とサポートパックの最新の表示は、クリクラの公式料金ページで確認できます。


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