同じサービスでも住む地域で固定費はいくら変わるか【関東と北海道で1年目に29,900円の差】

同じサービスでも住む地域で固定費はいくら変わるか【関東と北海道で1年目に29,900円の差】 世帯別のまとめ

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同じウォーターサーバーと同じ食材宅配を契約しても、住んでいる地域によって支払う金額は変わります。ハミングウォーターとらでぃっしゅぼーやを組み合わせた場合、関東で1年目に83,012円、北海道で112,912円となり、差は29,900円でした。

この記事が答えるのは「地域で変わるのはいくらで、その差はどこから出ているのか」の1つです。先に答えを書くと、差額29,900円のうち23,520円(約8割)は毎回の配送にかかる追加送料から出ています。月額の差は11か月ぶんで2,420円、初期費用の差は3,960円でした。目立つのは初期費用ですが、金額として効いているのは送料のほうです。

編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。

この記事で足すもの、足さないもの

このサイトでは、毎月決まって出ていくお金だけを合算しています。この記事で足したもの、足さなかったものは次のとおりです。

  • 足したもの: ウォーターサーバーの月額、電気代の公式目安、食材宅配の配送料、契約時に一度だけかかる初期費用
  • 足さなかったもの: 食材そのものの代金(注文内容で毎週変わるため)、生協の出資金(退会時に返ってくる預り金のため)、らでぃっしゅぼーやの年会費1,000円(税抜。全国共通で地域による差が出ないため、地域差の計算からは外しています)

金額はすべて各社の公式ページに書かれている表示をそのまま使い、足し算と回数の掛け算だけを行っています。内訳は各表に載せています。

地域で金額が変わるのは「月額」「送料」「初期費用」の3か所です

6社の公式ページを同じ項目で見ると、地域によって金額が変わる場所は3か所に分かれます。そしてどこが変わるかは会社ごとに違います。月額が変わる会社、送料だけが変わる会社、初期費用だけが変わる会社があります。

サービス月額・レンタル料送料・配送料初期費用
ハミングウォーター変わる(北海道3,520円)月額に含む変わる(北海道・沖縄)
エブリィフレシャス地域による違いの記載なし0円0円
アクアバンク地域による違いの記載なし月額に含む設置方法で変わる(10,756円/19,756円)
富士山鳴沢の天然水水は箱ごとの購入変わる(7区分・0円〜1,650円)サーバー本体18,480円
ふじざくら命水880円(基本・3年割)無料エリアのみ記載0円
らでぃっしゅぼーや年会費1,000円(税抜)変わる(4区分の追加送料)入会金の記載なし

出典: ハミングウォーター / エブリィフレシャス(いずれも2026年8月14日取得)、アクアバンク / 富士山鳴沢の天然水 / ふじざくら命水 / らでぃっしゅぼーや(いずれも2026年8月18日取得)

エブリィフレシャスとアクアバンクについては、公式の料金ページに地域による違いが書かれていません。全国どこでも同じ、と公式が明記しているわけではないため、この記事では「記載なし」として扱っています。

ハミングウォーターは月額と初期費用の両方が変わります

費用を計算する様子

浄水型のうち、地域差がはっきり書かれているのがハミングウォーターです。変わるのは月額と、契約時にかかる2つの手数料です。

項目通常北海道沖縄
月額利用料(税込)3,300円3,520円公式の記載は北海道のみ
出荷手数料(初回のみ)2,200円3,300円3,300円
事務手数料8,140円11,000円11,000円
初期費用の合計10,340円14,300円14,300円
電気代の目安約711円/月同じ(地域別の記載なし)同じ(地域別の記載なし)

出典: ハミングウォーター(2026年8月14日取得)

月額の割増が書かれているのは北海道だけで、沖縄は初期費用だけが上がります。そのため沖縄の場合、通常エリアとの差は初回の3,960円で、2年目以降は同じ金額になります。同じ「北海道・沖縄」という括りでも、continuing かどうかで意味が違う項目が混ざっている形です。

なお、ハミングウォーターは設置後1か月間の月額が無料です。この記事の1年目の計算では、月額を12か月ではなく11か月ぶんで数えています。

らでぃっしゅぼーやは注文のたびに追加送料がかかります

食材宅配側で地域差が出るのが、注文ごとにかかる追加送料です。らでぃっしゅぼーやの場合、注文額に応じた配送料とは別枠で、エリアによる追加送料が設定されています。公式ページには、この追加送料は注文8,500円以上でもかかると書かれています。

エリア追加送料(1回・税込)月4回年48回
下記以外(記載なし)0円0円0円
青森・秋田・岩手110円440円5,280円
中国220円880円10,560円
四国330円1,320円15,840円
北海道・九州490円1,960円23,520円

出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)

1回あたりで見ると110円から490円で、金額としては小さく見えます。ただし注文のたびにかかるため、回数が増えるほど積み上がります。週1回の注文を1年続けると48回になり、北海道・九州では23,520円です。ハミングウォーターの初期費用の差3,960円と比べると、6倍近い金額になります。

沖縄については、この追加送料の一覧に記載がありませんでした。金額が0円なのか、別の扱いなのかは公式ページからは判別できないため、この記事では計算に入れていません。

2つを足すと、月あたりの固定費は地域で2,180円変わります

ハミングウォーターとらでぃっしゅぼーやを組み合わせた場合の、毎月出ていく金額です。らでぃっしゅぼーやはヤマト運輸での配送で、注文額が税抜4,500円から6,499円の区分(配送料580円)を月4回として計算しています。

地域ハミングウォーター月額電気代の目安配送料(月4回)合計
関東ほか(追加送料なし)3,300円711円2,320円6,331円
青森・秋田・岩手3,300円711円2,760円6,771円
中国3,300円711円3,200円7,211円
四国3,300円711円3,640円7,651円
九州3,300円711円4,280円8,291円
北海道3,520円711円4,280円8,511円

配送料の内訳は、基本の配送料580円に、エリア追加送料を足したものを4回ぶん掛けています。たとえば北海道であれば、580円に490円を足した1,070円の4回ぶんで4,280円です。

出典: ハミングウォーター(2026年8月14日取得)/ らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)

いちばん安い区分と北海道で、月あたり2,180円の差です。九州と北海道の差は220円しかなく、これはハミングウォーターの月額の割増ぶんだけです。つまり毎月の差のほとんどは、ウォーターサーバー側ではなく食材宅配側の追加送料から出ています。

1年目の総額では29,900円の差になります

水を注ぐ様子

ここに初期費用を足して、契約から1年目の総額を並べます。ハミングウォーターの初月無料を反映して、月額は11か月ぶんで数えています。

項目関東ほか北海道差
ハミングウォーター月額(11か月)36,300円38,720円2,420円
電気代の目安(12か月)8,532円8,532円0円
配送料(年48回)27,840円51,360円23,520円
初期費用(出荷手数料+事務手数料)10,340円14,300円3,960円
1年目の合計83,012円112,912円29,900円

出典: ハミングウォーター(2026年8月14日取得)/ らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)

差の内訳を割合にすると、配送料が78.7パーセント、初期費用が13.2パーセント、月額が8.1パーセントです。地域差というと「北海道・沖縄は初期費用が高い」という表記が目に入りやすいのですが、1年で見ると、初期費用の差は全体の1割強にとどまります。

この計算は週1回の注文を続けた場合のものです。注文の回数が減れば追加送料の合計も減るため、毎週は注文しない家庭には、この差はそのまま当てはまりません。逆に、注文の頻度が高い家庭ほど地域による差は開きます。

天然水を箱で買う場合は、送料の効き方がさらに大きくなります

浄水型は水道水を使うため、水そのものの配送がありません。一方、天然水を箱で受け取る型は、水が届くたびに送料がかかります。富士山鳴沢の天然水の場合、送料はエリアで7区分に分かれています。

水はエコパック6L×3パックで2,430円(税込)です。月2セットを注文した場合で並べます。

エリア送料(1回)送料(月2回)水代(月2セット)合計合計に占める送料
関東・北陸・信越・中部・近畿0円0円4,860円4,860円0パーセント
東北110円220円4,860円5,080円約4パーセント
中国220円440円4,860円5,300円約8パーセント
四国330円660円4,860円5,520円約12パーセント
北海道・九州440円880円4,860円5,740円約15パーセント
沖縄(離島含む)1,650円3,300円4,860円8,160円約40パーセント

出典: 富士山鳴沢の天然水(2026年8月18日取得)

沖縄では、支払いの約4割が送料という計算になります。関東との差は月3,300円で、年に直すと39,600円です。先ほどの浄水型と食材宅配の組み合わせで出た1年目の差29,900円を、水の送料だけで超えます。

水を箱で受け取る型を検討していて、送料の区分で上のほうに入る地域に住んでいる場合は、水代だけでなく送料を足した金額で比べたほうが実態に近くなります。

送料が無料になる地域の線引きは、会社ごとに違います

同じように富士山周辺の天然水を扱う2社でも、送料が無料になる範囲は一致していません。ふじざくら命水は無料になるエリアだけが公式ページに書かれており、それ以外の地域の送料は記載がありませんでした。

エリア富士山鳴沢の天然水ふじざくら命水
東北110円無料
関東0円無料
信越/甲信越0円(表記は「信越」)無料(表記は「甲信越」)
北陸0円無料
中部/東海0円(表記は「中部」)無料(表記は「東海」)
近畿0円公式ページに記載なし
中国・四国・九州・北海道・沖縄220円〜1,650円公式ページに記載なし

出典: 富士山鳴沢の天然水 / ふじざくら命水(いずれも2026年8月18日取得)

東北は、富士山鳴沢の天然水では110円がかかり、ふじざくら命水では無料の範囲に入っています。近畿はその逆で、富士山鳴沢の天然水では無料、ふじざくら命水では記載がありません。会社を選ぶ前に自分の地域がどちらの側に入るかを見ないと、送料の有無が入れ替わります。

もう1つ、地域の区切り方そのものが会社によって違う点にも注意が必要です。「信越」と「甲信越」、「中部」と「東海」は、含まれる県が同じとは限りません。自分の県がどちらに入るかが公式表記から読み取れない場合は、申し込み前に確認したほうが確実です。

公式ページだけでは総額を計算できない地域もあります

食材が届いた様子

今回、公開されている料金ページだけでは金額を出せなかった組み合わせがありました。書けないものを推測で埋めると計算全体が当てにならなくなるため、そのまま「記載なし」として残しています。

  • らでぃっしゅぼーやの沖縄のエリア追加送料。一覧に項目がありません。
  • ふじざくら命水の無料エリア以外の送料。無料になる地域だけが書かれています。
  • 富士山鳴沢の天然水の電気代の目安と最低利用期間。料金ページに記載がありません。
  • アクアバンクの解約金と最低利用期間。公式トップに記載がありません。

住んでいる地域がこれらに当てはまる場合、公式サイトの料金ページを見ただけでは1年間の支払い総額が出せません。問い合わせるか、申し込み画面まで進んで表示される金額を確認する必要があります。

生協は、そもそも地域ごとに別の会社です

ここまではウォーターサーバーと食材宅配の話ですが、生協は事情が違います。同じ会社が地域別の料金を出しているのではなく、地域ごとに別の生協が運営しています。

  • 関東はコープデリ、神奈川・静岡・山梨はおうちコープ、関西はおおさかパルコープや京都生協やコープしがなど、供給されている生協が地域で分かれます。
  • おうちコープの対応エリアは神奈川41市町村・山梨31市町村・静岡44市町村で、同じ県内でも配達できない地域があると公式に書かれています。
  • コープ自然派のように、1つの名前の中で配達手数料がエリア別に3段階(210円・220円・242円/いずれも税込)に分かれている生協もあります。

出典: おうちコープ(2026年8月14日取得)/ コープ自然派(2026年8月16日取得)/ コープデリ(2026年8月14日取得)

つまり生協の場合は「同じサービスが地域でいくら高いか」ではなく、「その地域で入れる生協がどこで、その手数料はいくらか」という問いに変わります。引っ越すと同じ生協を続けられないことがあるのは、この構造によるものです。生協ごとの手数料の比較は別の記事で並べています。

この記事の数字の見方

  • 金額はすべて各社の公式ページの表示です。取得日は各表の直後に書いています。料金は改定されることがあるため、最新の金額は各社の公式サイトでご確認ください。
  • 合計・差額・年換算は、公式の表示金額を足し算と掛け算しただけの数字です。内訳は各表に示しています。
  • 注文の回数は月4回(年48回)、水の注文は月2セットとして計算しています。回数が変われば結果も変わります。
  • 食材そのものの代金は含みません。注文内容で毎週変わるためです。
  • らでぃっしゅぼーやの配送料は、ヤマト運輸で税抜4,500円から6,499円の区分(580円)を使っています。注文額が上がれば配送料の区分も変わります。
  • 税の表記は公式に合わせています。税抜と税込が混在している項目があるため、金額の横の表記をご確認ください。

この計算が当てはまるのは、追加送料のかかる地域に住んでいて、毎週まとまった量を継続して注文する家庭です。注文が月1回程度であれば、地域による差は上の表よりかなり小さくなります。

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まとめ

同じサービスを同じ組み合わせで契約しても、住んでいる地域によって1年目の支払いは変わります。ハミングウォーターとらでぃっしゅぼーやの組み合わせでは、関東83,012円に対して北海道112,912円で、差は29,900円でした。

そして差の内訳を見ると、約8割が毎回の配送にかかる追加送料から出ています。1回110円から490円という小さな金額でも、週1回の注文を1年続ければ5,280円から23,520円になります。初期費用の割増は目に入りやすい一方で、1年で見ると差の1割強にとどまりました。

天然水を箱で受け取る型では、この傾向がさらに強く出ます。富士山鳴沢の天然水を沖縄で月2セット注文する場合、支払いの約4割が送料でした。

地域による差を確かめるときは、月額の一覧だけでなく、「注文するたびにかかる金額が自分の地域でいくらか」を先に見ると、1年後の金額に近い比較ができます。あわせて、自分の地域が公式ページの区分のどこに入るのか、そもそも記載があるのかも確認しておくと、申し込み後に想定と食い違うことを避けやすくなります。金額と条件は変更されることがあるため、契約前には必ず各社の公式サイトで最新の表示をご確認ください。

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