どの割引にも当てはまらない世帯の定期サービス固定費は月いくらか【関東・小学生の子がいる4人家族】

どの割引にも当てはまらない世帯の定期サービス固定費は月いくらか【関東・小学生の子がいる4人家族】 世帯別シミュレーション

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この記事が答える質問は1つです。生協やウォーターサーバーの割引制度に、どれ1つ当てはまらない世帯の「定期サービス固定費」は、月いくらになるのか。

先に結論だけ書きます。関東(東京都)で、小学生と中学生の子がいる4人家族という条件で、食材宅配の手数料とウォーターサーバーの月額・電気代を合算すると、月4,011円から6,811円、1年目の一時費用まで含めると年44,412円から84,292円という幅になりました。幅が広いのは、週にいくら注文するかと、どのウォーターサーバーを選ぶかで、足す数字が変わるためです。

編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。以下の金額はすべて各社の公式ページに載っている値で、取得日を添えています。掲載後に改定されることがありますので、最新の料金は各社の公式サイトでご確認ください。

なぜ「割引が当たらない世帯」を計算するのか

食材宅配やウォーターサーバーの料金を紹介する記事は、たいてい「子育て割引で0円」「シルバー割引で半額」といった、いちばん安くなる条件で書かれています。ところがその割引の年齢区分を並べていくと、対象からきれいに外れる層が出てきます。

それが、子どもが小学校に上がってから、世帯主が65歳になるまでの期間です。期間としては十数年あり、食費がいちばんかかる時期とも重なります。この層の人が公式ページを見ると、割引の説明ばかりが目に入って、自分がいくら払うことになるのかが読み取りにくくなります。

そこで、割引を一切使わない前提で素の金額だけを足したらいくらになるのかを、公開情報の範囲で組み立てました。

何を足して、何を足さないか

合算に入れたものと、入れなかったものをはっきりさせておきます。ここを揃えないと、他所の記事と数字を比べたときに理由の分からない差が出ます。

  • 足したもの:食材宅配の利用手数料・配送料、ウォーターサーバーの月額(レンタル料や利用料)、公式ページに書かれている電気代の目安。
  • 足さなかったもの:食材そのものの代金。注文する中身で毎週変わるため、固定費として扱いません。
  • 別枠にしたもの:生協の出資金。これは預り金で、退会するときに返ってくるお金です。手数料と同じ列に入れると、出ていったきりのお金と混ざってしまいます。
  • 1年目だけ別に集計したもの:事務手数料、出荷手数料、設置費、年会費といった初回だけ・年1回だけの費用。

また、月額は1か月を4週として計算しています。実際の1年は52週なので、週ごとにかかる手数料は、月額×12より年間で数週ぶん多くなります。この点はあとの節でもう一度触れます。

割引の年齢区分を並べると、小学生以上の子は多くの制度から外れます

費用を計算する様子

まず、なぜこの世帯が割引の対象にならないのかを、各社の年齢区分で確認します。金額ではなく「対象年齢」を並べた表です。

サービス子ども向けの割引の対象年齢高齢者向けの割引の対象
コープデリ(東京都)赤ちゃん割引は妊娠中〜1歳未満、子育て割引は1歳〜小学校入学前シルバー割引は65歳以上
おうちコープ妊娠中〜3歳未満、3歳以上〜7歳未満公式ページに記載を確認できませんでした
生活クラブ東京未就学児がいる場合(プレママ&ママ特典の申請が必要)公式ページに記載を確認できませんでした
パルシステム年齢による割引は手数料ページに記載なし(ふれんどパル・グループパルは人数の制度)同左
おおさかパルコープ赤ちゃんサポートは妊娠中〜3歳、子育てサポートは3歳〜6歳福祉サポートは65歳以上または障がい者
よどがわ市民生協赤ちゃんサポートは妊娠中〜3歳、子育てサポートは3歳〜小学校入学前高齢者割引は満70歳以上かつ2世帯同居でない
京都生協妊娠中〜2歳、2歳〜6歳シニア割引は65歳以上のみの世帯
コープ自然派ベビーサポートは1歳未満の子がいる家庭・妊婦公式ページに記載を確認できませんでした
ならコープすくすく割引は母子手帳交付〜12歳福祉割引は75歳以上または身体障害者手帳等
わかやま市民生協子育ての減免は公式ページに記載がありませんでした満70歳以上(寝たきりは65歳以上)または身体障害者手帳4級以上

出典: コープデリ/おうちコープ/生活クラブ東京(いずれも2026年8月14日取得)、パルシステム(2026年8月19日取得)、おおさかパルコープ/京都生協/コープ自然派(いずれも2026年8月16日取得)、よどがわ市民生協/ならコープ/わかやま市民生協(いずれも2026年8月26日取得)

並べて分かったことが1つあります。確認できた範囲で、小学生の子がいるだけで割引の対象になるのは、ならコープの「すくすく割引」だけでした。母子手帳交付から12歳までという区切りで、ほかの生協が「小学校入学前」「6歳」「3歳」で切っているのに対して、ここだけ小学生の期間をまたいでいます。

ただしならコープは奈良県の生協です。関東に住んでいる世帯が使える制度ではありません。関東の各社では、子どもの年齢による割引は小学校入学の時点で終わります。この記事で計算する世帯が「どの割引にも当てはまらない」というのは、そういう意味です。

食材宅配4社の手数料は、週の注文額でこう変わります

次に、割引なしの素の手数料を並べます。4人家族なので、まとめて頼む週(税抜7,000円)と、少なめに頼む週(税抜4,000円)の2つで見ます。月額は4週ぶんです。

サービス(エリア)週の注文額 税抜7,000円のとき週の注文額 税抜4,000円のとき
コープデリ(東京都・個人宅配)0円(税別6,000円以上)/月0円198円(基本手数料88円+配達手数料110円)/月792円
パルシステム(東京)165円(5,000円以上の区分)/月660円198円(2,000円以上の区分)/月792円
Oisix(本州・定期会員)0円(税抜6,500円以上)/月0円600円(税抜4,500円未満)/月2,400円
らでぃっしゅぼーや(専用車)0円(税抜6,500円以上)/月0円480円または700円(税抜3,000〜4,499円)/月1,920円または2,800円

出典: コープデリ(2026年8月14日取得)、パルシステム(2026年8月19日取得)、らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)、Oisix(2026年8月23日取得)

らでぃっしゅぼーやの2つの金額は、注文に「めぐる野菜箱」か「セレクトサービス」を含むと安いほう、含まないと高いほうになる、と公式ページに書かれています。またらでぃっしゅぼーやには年会費1,000円(税抜)があり、これは12で割ると月あたり約83円です。

この表の読みどころは、週7,000円まとめて頼む世帯だと、4社のうち3社で手数料が0円になるところです。人数が多い世帯は1回の注文額が上がりやすいので、手数料の段階制がそのまま追い風になります。割引が当たらないかわりに、注文額の条件で0円に届いてしまう、という構図です。

逆に、週4,000円ずつに分けて頼むと、月792円から2,800円までばらけます。同じ4,000円という注文額でも、コープデリとパルシステムは200円弱、Oisixは600円と、段階の切れ目の位置が会社ごとに違うためです。

ウォーターサーバー側は、人数ではなく機種で決まります

ウォーターサーバーのうち、水道水を入れて使う浄水型は、水の量に関係なく月額が一定です。4人で使っても1人で使っても、公式に書かれている月額は変わりません。今回はこの型の3社を並べます。

サービス・機種月額(税込)電気代の目安(公式表示)月の合計
エブリィフレシャス lite2,750円約623円/月〜約3,373円
エブリィフレシャス tall3,300円約401円/月〜約3,701円
エブリィフレシャス mini3,300円約453円/月〜約3,753円
エブリィフレシャス tall+cafe3,850円約401円/月〜約4,251円
ハミングウォーター3,300円(北海道は3,520円)約711円/月約4,011円
アクアバンク4,378円約1,000円/月約5,378円

出典: ハミングウォーター/エブリィフレシャス(いずれも2026年8月14日取得)、アクアバンク(2026年8月18日取得)

エブリィフレシャスの電気代は公式表示が「約○円/月〜」という書き方で、下限を示す値です。実際の金額はこれより上になり得ます。ハミングウォーターの月額には水代・配送料・フィルター代が含まれると公式に書かれており、アクアバンクは水代が月額に含まれ追加のボトル代はないと表示されています。

ここが、割引の当たらない4人家族にとっては効いてきます。食材宅配側は注文額でゼロまで下がる余地があるのに対して、ウォーターサーバー側は下がる仕組みがありません。合算したときに差を作るのは、多くの場合こちら側です。

合算表:関東・4人家族の定期サービス固定費(月額)

食材宅配の手数料に、ウォーターサーバー(ハミングウォーター・月4,011円)を足したものが次の表です。この記事の主役の表になります。

食材宅配週7,000円のとき(手数料+4,011円)年額に直すと週4,000円のとき(手数料+4,011円)年額に直すと
コープデリ(東京都)0円+4,011円=4,011円48,132円792円+4,011円=4,803円57,636円
パルシステム(東京)660円+4,011円=4,671円56,052円792円+4,011円=4,803円57,636円
Oisix(本州・定期会員)0円+4,011円=4,011円48,132円2,400円+4,011円=6,411円76,932円
らでぃっしゅぼーや(専用車)0円+4,011円=4,011円(別に年会費1,000円・税抜)48,132円1,920円または2,800円+4,011円=5,931円または6,811円71,172円または81,732円

出典: コープデリ/ハミングウォーター(いずれも2026年8月14日取得)、らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)、パルシステム(2026年8月19日取得)、Oisix(2026年8月23日取得)。合計と年額は編集部が台帳の値を足し合わせた計算値です。

週7,000円で頼む前提なら、4社の差は月0円から660円まで。年でも8,000円弱です。ところが週4,000円で頼む前提にすると、いちばん低い4,803円といちばん高い6,811円で月2,008円、年にすると24,096円の開きが出ました。

この世帯にとっては、どこと契約するかより、週いくらでまとめるかのほうが金額に効いているという読み方になります。年齢による割引が使えないぶん、注文額の段階が唯一の下げ幅になっているためです。

ウォーターサーバーを差し替えると、合算はいくら動くか

水を注ぐ様子

食材宅配側をコープデリ・週7,000円(手数料0円)に固定して、ウォーターサーバーだけを入れ替えた場合が次の表です。

組み合わせ月の合算年額(月額×12)
コープデリ0円+エブリィフレシャス lite約3,373円約40,476円
コープデリ0円+エブリィフレシャス tall約3,701円約44,412円
コープデリ0円+エブリィフレシャス mini約3,753円約45,036円
コープデリ0円+ハミングウォーター約4,011円約48,132円
コープデリ0円+エブリィフレシャス tall+cafe約4,251円約51,012円
コープデリ0円+アクアバンク約5,378円約64,536円

出典: エブリィフレシャスは公式料金ページ/ハミングウォーター/コープデリ(いずれも2026年8月14日取得)、アクアバンク(2026年8月18日取得)。合算と年額は編集部の計算値です。

上と下で年24,060円の差になりました。食材宅配側の手数料が0円で並んでいても、合算の総額はウォーターサーバーの選び方でこれだけ動きます。割引が使えない世帯ほど、見直しの効きめが大きいのはこちら側だと言えそうです。

1年目だけは、一時費用が乗ります

ここまでは毎月かかるお金だけでした。契約した年には、それに初回だけの費用が加わります。コープデリ・週7,000円(手数料0円)と組み合わせた場合の1年目の総額です。

ウォーターサーバー月額×12(初月無料などを反映)初回だけの費用1年目の合計
エブリィフレシャス tall39,600円+電気代4,812円=44,412円初期手数料・出荷手数料・配送料 いずれも0円44,412円
ハミングウォーター月額は初月無料のため3,300円×11=36,300円、電気代8,532円事務手数料8,140円+出荷手数料2,200円55,172円
アクアバンク(セルフ設置)52,536円+電気代12,000円=64,536円初期費用10,756円75,292円
アクアバンク(業者設置)同上 64,536円初期費用19,756円(設置費8,800円を含む)84,292円

出典: ハミングウォーター/エブリィフレシャス(いずれも2026年8月14日取得)、アクアバンク(2026年8月18日取得)。合計は編集部の計算値です。

ハミングウォーターの「初月無料」は設置後1か月間の月額が無料という表示で、電気代まで無料になるわけではないため、上の表では電気代を12か月ぶん入れています。北海道・沖縄は事務手数料が11,000円、出荷手数料が3,300円と公式に別記されています。

食材宅配側の初回費用も、忘れずに別の列で見ておきます。

サービス内容金額戻ってくるか
パルシステム出資金(全地域共通)1,000円預り金。脱退時に返還される性質のもの
らでぃっしゅぼーや年会費1,000円(税抜)戻らない費用
コープデリ出資金手数料ページに記載がなく、確認できていません―
Oisix入会金・年会費・解約金公式トップのFAQに記載がなく、確認できていません―

出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)、パルシステム(2026年8月19日取得)、Oisix(2026年8月23日取得)

出資金と年会費は、同じ「1,000円」でも性質が違います。出資金は預かってもらっているお金で、退会するときに返ってくるもの。年会費は払い切りです。合算表の中では別の列に置いています。

年齢で下がらないなら、下がるのは注文額とグループ配送です

この世帯が使える下げ方は、公開情報の範囲で2つありました。

1つは、ここまで見てきた注文額の段階です。コープデリは税別6,000円以上で0円、Oisixは税抜6,500円以上で0円、らでぃっしゅぼーや(専用車)も税抜6,500円以上で0円。パルシステム東京は12,000円以上で0円です。週にまとめて頼めるなら、年齢に関係なくここに届きます。

もう1つはグループ配送です。コープデリは3人以上のグループなら金額を問わず0円、2人グループは税別6,000円以上で0円と公式に書かれています。パルシステムのグループパルは3人以上で全地域・全段階が0円です。年齢の条件が付いていないので、この記事の世帯でも条件を満たせます。近所や親族と受け取り先をまとめられる場合には検討の余地がありそうです。

反対に、ウォーターサーバー側には注文額やグループで下がる仕組みが見当たりませんでした。月額が固定されている型を選んでいる以上、下げるには機種そのものを選び直すことになります。

この数字の見方(3つ)

条件を並べて比べる様子

表の数字をそのまま自分の家計に当てはめる前に、確認しておきたい点を3つ挙げます。

1. 月4週で計算しています。1年は52週なので、週ごとにかかる手数料は月額×12より数週ぶん多くなります。たとえばパルシステム東京の165円は、月660円×12=7,920円と数えていますが、165円×52週なら8,580円です。660円の差が出ます。手数料が0円の条件で頼めている場合には、この差は生じません。

2. 税抜か税込かは会社ごとに表記が違います。コープデリは「税別6,000円以上」、Oisixとらでぃっしゅぼーやは税抜での注文額表示です。パルシステムは手数料そのものが税込と書かれていますが、区分となる注文額が税抜か税込かは、確認した料金ページからは判別できませんでした。同じ「6,000円」でも、どちらで数えるかで届く週と届かない週が変わります。

3. やめるときの費用は別に確認が必要です。ハミングウォーターは最低利用期間2年、解約時のサーバー引取手数料16,500円と表示されています。ただしこの16,500円が、最低利用期間を過ぎたあとの解約にもかかるのかどうかは、料金ページの記載からは判別できませんでした。エブリィフレシャスは最低利用期間3年で、3年未満での解約時に40,000円という表示です。アクアバンクは解約金と最低利用期間が公式トップに記載されておらず、確認できていません。1年目の合計だけで比べると、この部分が抜け落ちます。

出典: ハミングウォーター/エブリィフレシャス(いずれも2026年8月14日取得)、アクアバンク(2026年8月18日取得)

この記事が向く人・向かない人

ここまでの並べ方が役に立つのは、子どもが小学校以上で、世帯主が65歳未満の家庭です。割引の説明を読んでも自分に当てはまるものが無く、素の金額がいくらなのかを知りたい人に向いています。

逆に、次の場合はこの記事の数字をそのまま使わないほうが安全です。

  • 妊娠中や未就学児がいる家庭。ほとんどの生協で手数料が0円か半額になるため、上の表よりかなり低い金額になります。
  • 65歳以上または70歳以上の世帯、障害者手帳をお持ちの世帯。同じく減免の対象になります。
  • 関東以外にお住まいの方。手数料の金額も区分も地域ごとに違います。
  • 毎週は注文しない家庭。コープデリは注文しない週も基本手数料88円がかかり、Oisixとらでぃっしゅぼーやは0円と公式に書かれています。ここは会社ごとの差が大きい部分です。

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まとめ

最初の質問に答えます。どの割引にも当てはまらない世帯(関東・小学生の子がいる4人家族)の定期サービス固定費は、公開情報を足した範囲で月4,011円から6,811円、1年目の一時費用を含めると年44,412円から84,292円でした。

計算していて見えたことは3つです。

  1. 子どもの年齢による割引は、確認できた10社のうちならコープを除いて小学校入学の時点で終わっていました。関東の各社では、この世帯が年齢で下がる余地はありません。
  2. そのかわり、4人家族の注文額であれば手数料の段階制で0円に届く会社が多く、週7,000円の前提だと4社中3社が0円でした。割引が当たらないことが、そのまま高い固定費に直結するとは限りません。
  3. 合算の総額を動かしていたのはウォーターサーバー側でした。食材宅配の手数料が0円で揃っていても、機種の違いだけで年24,060円の開きが出ています。

いずれも2026年8月時点の公開情報にもとづく数字で、料金や条件は改定されることがあります。申し込みの前には、必ず各社の公式サイトで最新の表示をご確認ください。

もし自分の家庭で計算し直すのであれば、必要なのは3つだけです。週にいくら注文するか、住んでいる都道府県はどこか、そして家族の年齢が各社の区分のどこに入るか。この3つが決まれば、上の表と同じ形で足し算ができます。まずは今かかっている手数料を1か月ぶん、明細から書き出すところから始めてみてください。

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