固定費を見直すなら、食材宅配とウォーターサーバーのどちらが先か【年額で3万円前後の差・ただし解約時の費用も同じ側にかかります】

固定費を見直すなら、食材宅配とウォーターサーバーのどちらが先か【年額で3万円前後の差・ただし解約時の費用も同じ側にかかります】 世帯別のまとめ

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食材宅配とウォーターサーバーを両方使っている家庭で、毎月の固定費を少し減らしたいと考えたとき、先に見直すべきなのはどちらでしょうか。この記事が答えるのは、その1つの質問です。

先に結論を書きます。各社の公開情報を同じ「1年あたり」の形に直して並べると、食材宅配の維持費は年5,720円から12,948円、ウォーターサーバーの維持費は年40,476円から64,536円でした。同じ暮らしの定期サービスでも、年額の桁が1つ近く違います。金額の大きさだけで言えば、先に見るのはウォーターサーバーのほうです。

ただし、それで話が終わらない事情があります。途中でやめるときに費用が発生するのも、同じくウォーターサーバーのほうでした。生協は退会時に出資金が返ってくる仕組みですが、ウォーターサーバーには最低利用期間と解約金、引き取り手数料が設定されている会社があります。減らせる金額が大きい側ほど、やめるときの負担も大きいという構図です。

この記事で足すもの、足さないもの

編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。金額を並べるにあたって、何を足して何を足さないかを先に決めています。

  • 足すもの: 食材宅配の手数料(配達手数料・基本手数料・年会費)、ウォーターサーバーのレンタル料・水代・公式が示す電気代の目安。
  • 足さないもの: 食材そのものの値段。注文する内容で毎週変わるため、固定費としては数えられません。
  • 別枠で扱うもの: 生協の出資金。これは預り金で、退会するときに返ってくるお金です。手数料と同じ列に入れると、出ていく金額を実際より多く見せてしまいます。

つまりここで並べているのは、何も注文しなかった週があっても、契約している限り出ていくお金です。買い物の内容では動かない部分だけを見ています。

食材宅配の維持費は年いくらか

生協の配達手数料は1回あたり100円台から200円台です。週1回の配達が52週続くものとして、年額に直したものが次の表です。会社ごとに注文額で段階が分かれるため、条件を必ず併記しています。

サービス(エリア)条件1回あたり年額(52週)
京都生協配達手数料(税込)115円5,980円
おうちコープ税抜3,500円以上110円5,720円
おうちコープ税抜3,500円未満198円10,296円
コープデリ(東京都)税別6,000円未満198円10,296円
生活クラブ東京個別配送(税込)165円8,580円
パルシステム(東京)5,000円以上165円8,580円
パルシステム(東京)2,000円未満248円12,896円
おおさかパルコープ本体6,999円まで239円12,428円
おおさかパルコープ本体14,000円以上119円6,188円
コープ自然派(京都・滋賀)個人宅配(税込)242円12,584円
コープ自然派(徳島・香川・愛媛・高知)個人宅配(税込)210円10,920円
コープしが個人宅配(税込)172円から249円8,944円から12,948円

年額は、公式が示している1回あたりの金額を52倍した計算値です。

出典: 京都生協(2026年8月16日取得) / おうちコープ(2026年8月14日取得) / コープデリ(2026年8月14日取得) / 生活クラブ東京(2026年8月14日取得) / パルシステム(2026年8月19日取得) / おおさかパルコープ(2026年8月16日取得) / コープ自然派(2026年8月16日取得) / コープしが(2026年8月16日取得)

幅としては、おおむね年6,000円から13,000円のあいだに収まります。毎週の注文額が一定の基準を超えると0円になる会社もあるため、実際の負担はこの表よりさらに小さくなることがあります。

ウォーターサーバーの維持費は年いくらか

水を注ぐ様子

ウォーターサーバーは、月額利用料またはレンタル料に、水代と電気代を足したものが毎月の負担になります。会社によって何が月額に含まれるかが違うので、含まれる範囲も併記します。

サービス・機種月額に含まれるもの月あたりの合計年額(12か月)
エブリィフレシャス lite月額2,750円+電気代の目安623円3,373円40,476円
エブリィフレシャス tall月額3,300円+電気代の目安401円3,701円44,412円
ハミングウォーター月額3,300円+電気代の目安711円4,011円48,132円
アクアクララ(アクアスリムなど・2年割)あんしんサポート料1,100円+水12L×2本 2,808円3,908円46,896円
ふじざくら命水(AQUAFresh・基本プラン)レンタル料880円+水11.5L×2箱 3,456円4,336円52,032円
アクアバンク月額4,378円(水は使い放題)+電気代の目安1,000円5,378円64,536円

月あたりの合計と年額は、公式が示している各項目を足し、12倍した計算値です。エブリィフレシャスとハミングウォーターの月額には、水代・配送料・フィルター代が含まれます。

アクアクララとふじざくら命水は、電気代を含んでいません。どちらも公式ページに電気代の目安の記載がなかったためで、実際にはこの表の金額に電気代が加わります。水の量も、比較のために月2本または2箱として計算した数字です。

出典: エブリィフレシャス(2026年8月14日取得) / ハミングウォーター(2026年8月14日取得) / アクアクララ(2026年8月14日取得) / ふじざくら命水(2026年8月18日取得) / アクアバンク(2026年8月18日取得)

並べると、年額で3万円前後の差がつく

2つの表を同じ物差しで並べると、次のようになります。

比べる組み合わせ食材宅配の年額ウォーターサーバーの年額差額
コープデリ(6,000円未満)とエブリィフレシャス lite10,296円40,476円30,180円
生活クラブ東京とハミングウォーター8,580円48,132円39,552円
京都生協とアクアバンク5,980円64,536円58,556円
おおさかパルコープ(6,999円まで)とふじざくら命水12,428円52,032円39,604円

差額は、上の2つの表の年額を引き算した計算値です。

組み合わせによって幅はありますが、年でおよそ3万円から6万円ほど、ウォーターサーバーのほうが大きいという並びになります。倍率にすると、およそ4倍から11倍です。

固定費を見直す作業には手間がかかります。同じ手間をかけるなら、金額の大きいほうから見たほうが、動く金額は大きくなります。この点だけを見るかぎり、先に検討する対象はウォーターサーバーということになりそうです。

ただし、やめるときの費用も同じ側にかかる

費用を計算する様子

ここで注意が要ります。見直しの効果が大きいほうは、やめるときの費用も設定されているためです。

サービス最低利用期間やめるときにかかるとされている費用
エブリィフレシャス3年3年未満での解約時 40,000円
ハミングウォーター2年解約時のサーバー引取手数料 16,500円
ふじざくら命水(基本プラン)2年契約公式ページに解約金の記載がありませんでした
富士山鳴沢の天然水公式ページに記載がありませんでした申込から解約までの注文が16箱以下だった場合、サーバー代金の半額 9,240円
アクアクララ・アクアバンク公式ページに記載がありませんでした同左

出典: エブリィフレシャス(2026年8月14日取得) / ハミングウォーター(2026年8月14日取得) / ふじざくら命水(2026年8月18日取得) / 富士山鳴沢の天然水(2026年8月18日取得)

ハミングウォーターの引き取り手数料について、公式の表記は「解約時」です。最低利用期間の2年を過ぎたあとの解約にもかかるのかどうかは、料金ページの記載からは判別できませんでした。ここは推測せず、申し込み前に直接確認したほうが確実な部分です。

一方で、生協側にはこれに相当する費用が見当たりません。生活クラブ東京は脱退時に出資金が返還されると案内していて、返還時の振込手数料が組合員負担になるという記載があります。おうちコープの出資金500円も、退会時に返金と書かれています。

つまり、年額の小さい食材宅配のほうは出入りが自由に近く、年額の大きいウォーターサーバーのほうは出るときにお金がかかるという組み合わせです。「金額が大きいほうから見直す」という考え方は正しいのですが、それが解約の話になった瞬間に、契約時期によっては数万円の費用が発生し得るということになります。

使い始めてからの経過月数で、判断は変わります

この2つを合わせて考えると、見直しの順番はおおよそ次のように整理できます。

  • ウォーターサーバーの契約から最低利用期間を過ぎている場合: 年40,000円台から60,000円台という金額がそのまま検討対象になります。ここが一番大きく動く場所です。
  • 契約からまだ日が浅い場合: 解約金40,000円を払って年40,476円を止めても、1年目で見れば差し引きはほとんど残りません。この場合は、機種やプランの変更で月額側を下げられないかを先に見るほうが現実的です。
  • 食材宅配の手数料: 年6,000円から13,000円と金額は小さいものの、注文の仕方を変えるだけで0円になる会社があります。解約せずに下げられるので、手をつける順番としては早いほうに置けます。

手数料が無料になる基準は、税抜3,000円から14,000円まで会社ごとに開きがあります。いま利用している生協の基準額を確認して、注文をまとめるだけで年1万円前後が動くこともあります。

食材宅配のほうが高くなる場合もあります

食材が届いた様子

ここまでは生協を前提に書きましたが、食材宅配のすべてが年1万円前後というわけではありません。

サービス条件1回あたり年額の目安
らでぃっしゅぼーや(専用車)税抜6,500円以上0円年会費1,000円(税抜)のみ
らでぃっしゅぼーや(専用車)税抜3,000円未満680円または900円35,360円から46,800円+年会費
らでぃっしゅぼーや(ヤマト)税抜4,500円未満900円46,800円+年会費

年額は1回あたりの金額を52倍した計算値です。680円と900円の違いは、「めぐる野菜箱」または「セレクトサービス」を含む注文かどうかで分かれます。

出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得) / らでぃっしゅぼーや(年会費)(2026年8月18日取得)

少額の注文を毎週続けた場合、ウォーターサーバーの年額と並ぶ水準になります。逆に税抜6,500円以上でまとめれば配送料は0円で、年間の負担は年会費だけです。同じサービスの中で、注文の仕方によって年4万円以上動くことになります。

この場合は「どちらを先に見直すか」以前に、注文のまとめ方を変えるほうが先です。金額の大きさは会社名で決まるのではなく、どの条件に当てはまっているかで決まるためです。

誰に向く記事で、誰には向かないか

ここまでの整理が役に立つのは、食材宅配とウォーターサーバーを両方とも契約していて、どちらも解約する予定はないが負担は減らしたいという家庭です。年額に直して並べることで、手をつける順番の判断材料になります。

一方で、次のような場合には、この記事の並べ方は向きません。

  • これから新しく申し込むかを検討している場合。すでに払っている費用ではないので、比べる相手が「使わない場合」になり、前提が変わります。
  • 水の味や食材の質を重視して選んでいる場合。この記事は料金・条件・契約の情報だけを扱っていて、中身の評価はしていません。金額だけで並べた順番は、判断材料の一部にしかなりません。
  • 週の注文額が毎回大きく変わる家庭。手数料が段階制のため、平均で計算した年額と実際の負担がずれやすくなります。

この記事の数字の見方

並べた数字の性質を書いておきます。

  • 年額はすべて計算値です。公式が示しているのは1回あたり、または1か月あたりの金額で、年額として公表されているものではありません。週1回の配達が52週、月額が12か月続くものとして計算しています。
  • 食材そのものの値段は入っていません。注文内容で毎週変わるためです。ここにあるのは、契約している限り発生する部分だけです。
  • 生協の出資金は入っていません。退会時に返ってくる預り金なので、出ていく費用と同じ列には置いていません。生活クラブ東京のように毎月積み立てる形の生協もあり、その場合は毎月の支出としては動きますが、性質は手数料と異なります。
  • 電気代の扱いが会社によって違います。公式が目安を示している会社だけ、その値を足しています。記載のない会社は含めていないので、実際の負担はその分だけ大きくなります。
  • エリアによって金額が変わります。ハミングウォーターは北海道で月額3,520円、出荷手数料3,300円、事務手数料11,000円と、それ以外の地域と異なる金額が設定されています。生協も都県ごとに手数料が違います。

金額・条件・割引の内容は変更されることがあります。申し込みや解約を決める前に、最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。特に解約金と最低利用期間は、契約時期によって適用される条件が変わることがある部分です。

まとめ

「固定費を見直すなら、食材宅配とウォーターサーバーのどちらが先か」という質問に対する、この記事の答えは次のとおりです。

  • 金額の大きさで言えばウォーターサーバーが先。年40,476円から64,536円で、食材宅配の年5,720円から12,948円に対して、年3万円から6万円ほど大きくなります。
  • ただし、やめるときの費用も同じ側にかかります。解約金40,000円や引き取り手数料16,500円が設定されている会社があり、最低利用期間を過ぎているかどうかで判断が変わります。
  • 食材宅配は解約しなくても下げられます。注文額が一定の基準を超えると手数料が0円になる会社があるため、手をつける順番としては早いほうに置けます。
  • 会社名ではなく条件で決まります。らでぃっしゅぼーやのように、注文額によって年1,000円にも年47,800円にもなる例があります。

まず確認したいのは、ウォーターサーバーの契約開始日と最低利用期間、そして利用している生協の手数料が0円になる基準額の2点です。この2つが分かれば、どちらから手をつけるかは自分の家庭の状況で決められます。

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