飲む量で金額が変わらない、いわゆる「使い放題」のウォーターサーバーは、月にいくらかかるのか。この記事が答えるのはその1問です。
結論から書きます。アクアバンクの場合、公式表示の月額レンタル料は4,378円で、水代はこの中に含まれます。ここに公式表示の電気代の目安 約1,000円を足すと、毎月出ていくお金は約5,378円です。さらに初回だけかかる初期費用(セルフ設置 10,756円)を12か月に均すと、1年目は1か月あたり約6,274円という計算になります。
編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。この記事では、月額だけを並べた表と、初期費用を足した表の両方を出します。順番が変わる組み合わせがあるためです。
この記事で足すもの、足さないもの
合算する項目をはじめに決めておきます。ここが揃っていないと、会社ごとの金額を並べても比べたことになりません。
- 足すもの: 月額(レンタル料・サポート料)、公式が目安として示している電気代、初回だけかかる初期費用
- 足さないもの: 水道代(各社の料金ページに記載がないため)、飲む量によって変わる水代(後述する別の型の話になるため)
- この記事では扱わないもの: 水の味や水質、体への影響。編集部は各社のサーバーを利用しておらず、公開されている料金表示だけを整理しているためです
電気代は各社が「目安」として出している数値で、実際の使用状況によって変わるものとして公式ページに書かれています。合算表に入れてはいますが、確定した請求額ではない点はご承知おきください。
「使い放題」は、料金ページに水代の項目があるかで見分けられます
ウォーターサーバーの料金は、大きく2つの形に分かれます。
- 飲む量で金額が変わらない形: 月々払う額が決まっていて、水そのものに追加のお金がかからないもの
- 飲む量で金額が変わる形: サーバー代とは別に、水を箱やボトルの単位で買うもの
見分け方はかんたんで、公式の料金ページに「水代」に相当する項目が単独で出てくるかどうかです。出てくる会社は、水を買う金額が別にかかります。
ただし、この見分け方には1つ注意があります。公式が「水代は月額に含まれる」と明記している会社と、そもそも料金ページに水代の項目が存在しない会社は、同じではありません。前者は含まれると書いてあり、後者は書かれていないだけです。この記事では両方を同じ表に並べますが、どちらなのかを表の中で分けて示します。
アクアバンクの料金を項目ごとに分解します

まず、この記事の軸になるアクアバンクの公式表示を項目に分けます。
| 項目 | 条件 | 金額 |
|---|---|---|
| 月額レンタル料 | 水は使い放題。追加のボトル代なし | 4,378円 |
| 水代 | 月額に含まれる | ― |
| 電気代の目安 | 公式表示の目安値 | 約1,000円/月 |
| 初期費用(セルフ設置) | 初回のみ | 10,756円 |
| 初期費用(業者設置) | 初回のみ。設置費8,800円を含む | 19,756円 |
| 解約金・最低利用期間 | 公式トップに記載が見当たらず | 判別できず |
出典: アクアバンク(2026年8月18日取得)
毎月出ていくのは、月額4,378円と電気代の目安 約1,000円を足した約5,378円です。公式表記では水は使い放題とされているので、飲む量が増えてもこの数字は動かない読み方になります。
ここで1つ、表を並べて気づいたことがあります。セルフ設置の初期費用10,756円は、月の出費5,378円のちょうど2か月分と同じ額です(5,378円 × 2 = 10,756円)。初期費用が何か月ぶんに相当するかを見ておくと、あとで期間ごとの平均を出すときに感覚がつかみやすくなります。
セルフ設置と業者設置の差額は、内訳が全部は追えません
セルフ設置と業者設置の差は、19,756円 − 10,756円 = 9,000円です。一方で公式表示では、業者設置の内訳として設置費8,800円が挙げられています。差額9,000円と設置費8,800円のあいだには200円の開きがあり、この200円が何にあたるのかは、公式トップの表記からは判別できませんでした。申し込む前に金額を確定させたい場合は、公式の申込ページでご確認ください。
初期費用を足すと、1か月あたりはいくらになるか
初期費用は初回だけの支払いなので、使う期間が長いほど1か月あたりの重さは軽くなります。1年間と2年間で計算しました。
| 期間と設置方法 | 計算の内訳 | 総額 | 1か月あたり |
|---|---|---|---|
| 1年間・セルフ設置 | 5,378円 × 12 = 64,536円 + 10,756円 | 75,292円 | 約6,274円 |
| 1年間・業者設置 | 5,378円 × 12 = 64,536円 + 19,756円 | 84,292円 | 約7,024円 |
| 2年間・セルフ設置 | 5,378円 × 24 = 129,072円 + 10,756円 | 139,828円 | 約5,826円 |
| 2年間・業者設置 | 5,378円 × 24 = 129,072円 + 19,756円 | 148,828円 | 約6,201円 |
金額はアクアバンクの公式表示(2026年8月18日取得)をもとに、編集部が足し算と割り算をしたものです。1か月あたりの数字は総額を月数で割った値で、実際に毎月その額が請求されるわけではありません。
セルフ設置の場合、1年でやめると1か月あたり約6,274円、2年使うと約5,826円で、差は約448円です。業者設置だと1年目が約7,024円になり、セルfの1年目と比べて750円ほど高くなります(84,292円 − 75,292円 = 9,000円を12か月で割った額です)。
飲む量で金額が変わらない6プランを、月の出費で並べました
同じ考え方で、飲む量によって金額が動かないプランを並べます。エブリィフレシャスとハミングウォーターは、いずれも料金ページに水を箱で買う金額が出てこない形です。
| サービス・プラン | 水代の扱い(公式表示) | 月額 | 電気代の目安 | 月の出費 |
|---|---|---|---|---|
| アクアバンク | 月額に含まれると明記 | 4,378円 | 約1,000円 | 約5,378円 |
| ハミングウォーター | 水代・配送料・フィルター代を含むと明記 | 3,300円 | 約711円 | 約4,011円 |
| エブリィフレシャス lite | 料金ページに水代の項目なし | 2,750円 | 約623円〜 | 約3,373円 |
| エブリィフレシャス tall | 同上 | 3,300円 | 約401円〜 | 約3,701円 |
| エブリィフレシャス mini | 同上。BEAMS DESIGN は3,630円 | 3,300円 | 約453円〜 | 約3,753円 |
| エブリィフレシャス tall+cafe | 同上 | 3,850円 | 約401円〜 | 約4,251円 |
出典: アクアバンク(2026年8月18日取得)/ハミングウォーター(2026年8月14日取得)/エブリィフレシャス(2026年8月14日取得)
月の出費だけで見ると、いちばん低いのがエブリィフレシャス lite の約3,373円、いちばん高いのがアクアバンクの約5,378円で、その差は月2,005円です。12か月ぶんに直すと24,060円になります。
ハミングウォーターは北海道だと月額が3,520円になり、この表の金額とは変わります。エブリィフレシャスの電気代は公式表示が「約◯円〜」という書き方なので、下限として読んでいます。条件が付く数字であることを踏まえてご覧ください。
初期費用を足すと、順番が1組だけ入れ替わります

ここからがこの記事の本題です。月の出費だけで並べた順番と、初期費用を足した1年目の総額で並べた順番を比べます。
| サービス・プラン | 初期費用 | 1年目の総額 | 2年間の総額 |
|---|---|---|---|
| エブリィフレシャス lite | 0円 | 40,476円 | 80,952円 |
| エブリィフレシャス tall | 0円 | 44,412円 | 88,824円 |
| エブリィフレシャス mini | 0円 | 45,036円 | 90,072円 |
| エブリィフレシャス tall+cafe | 0円 | 51,012円 | 102,024円 |
| ハミングウォーター | 10,340円(出荷2,200円+事務8,140円) | 55,172円 | 103,304円 |
| アクアバンク(セルフ設置) | 10,756円 | 75,292円 | 139,828円 |
| アクアバンク(業者設置) | 19,756円 | 84,292円 | 148,828円 |
出典は上の表と同じです(アクアバンク 2026年8月18日取得、ハミングウォーターとエブリィフレシャス 2026年8月14日取得)。ハミングウォーターは設置後1か月間の月額が無料と公式に記載があるため、1年目の月額を11か月ぶんで計算しています。内訳は、3,300円 × 11 = 36,300円、電気代 711円 × 12 = 8,532円、初期費用10,340円で、合計55,172円です。
月の出費で並べたとき、ハミングウォーター(約4,011円)はエブリィフレシャス tall+cafe(約4,251円)より240円低い位置にありました。ところが初期費用を足した1年目の総額では、55,172円と51,012円で順番が入れ替わります。差は4,160円です。
入れ替わる理由も計算で追えます。月の出費の差240円が12か月で2,880円、初月の月額無料ぶんが3,300円あるので、ハミングウォーターは合わせて6,180円ぶん有利です。そこへ初期費用10,340円が乗るため、差し引き4,160円だけ総額が上回る、という並びになっています。
この入れ替わりは2年間でも続きます
2年間で見ると、ハミングウォーターが103,304円、エブリィフレシャス tall+cafe が102,024円で、差は1,280円まで縮みますがまだ逆のままです。3年間(36か月)まで伸ばすと、ハミングウォーターが151,436円、tall+cafe が153,036円となり、今度は1,600円ぶんハミングウォーターのほうが低くなります。
つまり、この2つの比較は「どちらが安いか」ではなく「何年使うつもりか」で答えが変わります。初期費用のあるプランと無いプランを並べるときは、期間を決めてから足すほうが読み違えが起きにくくなります。
なお、ハミングウォーターの最低利用期間は2年、エブリィフレシャスは3年と公式に記載があります。期間の途中でやめた場合の費用は、この表には入れていません。
水代が別にかかる型は、この表には並べられません
ここまでの表に入れていない会社もあります。料金ページに水代が単独の金額として出ている会社です。
| サービス | サーバー側の月額 | 水代(別途) |
|---|---|---|
| アクアクララ(アクア8/アクアスリム/アクアスリムS) | あんしんサポート料 1,100円/月(2年割プラン適用時) | 12Lボトル1本 1,404円 |
| ふじざくら命水(基本・3年割プラン) | サーバーレンタル料 880円/月 | 11.5L 1,728円/箱(基本プラン)ほか |
| 富士山鳴沢の天然水 | サーバー本体 18,480円(公式表記ではキャンペーン中は0円) | 6L×3パック 2,430円 |
出典: アクアクララ(2026年8月14日取得)/ふじざくら命水(2026年8月18日取得)/富士山鳴沢の天然水(2026年8月18日取得)
この3社は、飲む量が増えれば水代も増える形なので、月いくらかを1つの数字で言い切れません。同じ表に並べると、条件の違うものを同じ列で比べることになってしまいます。飲む量ごとの分かれ目については、別の記事で計算しています。
あわせて、この3社は電気代の目安が公式の料金ページに記載されていませんでした(アクアクララは初期費用・電気代・最低利用期間・解約金・配送料が、富士山鳴沢とふじざくら命水は電気代が、それぞれ確認できていません)。記載が無い項目は、この記事では数字を置いていません。
公式ページに書かれていなかったこと

使い放題の型を選ぶうえで、金額と同じくらい効いてくるのが契約期間の条件です。ところが今回の取得範囲では、そこに差がありました。
- アクアバンク: 解約金と最低利用期間が公式トップに見当たらず、判別できませんでした
- ハミングウォーター: 最低利用期間2年。解約時のサーバー引取手数料16,500円という記載があります。ただし公式表示は「解約時」とだけあり、最低利用期間を過ぎた解約にもかかるのかは、料金ページからは判別できません
- エブリィフレシャス: 最低利用期間3年。3年未満での解約時の解約金40,000円と記載があります
金額そのものより、この「書かれていないこと」のほうが後から効いてくる場合があります。短期でやめる可能性がある場合は、申し込む前に解約条件を確認しておくほうが安全です。料金も条件も変わることがありますので、最新の内容は各社の公式サイトでご確認ください。
この記事の数字の見方
- 金額はすべて、上記の出典に記載されていた公式表示です。取得日はそれぞれの表の下に書いています。
- 合計・差・1か月あたりの額は、編集部が公式表示の値を足したり割ったりして出したものです。計算の内訳は本文中に示しています。
- 電気代は各社が示す目安値で、使用状況によって変わります。確定した請求額ではありません。
- 水そのものの代金が別にかかる会社は、飲む量で総額が変わるため、使い放題の型と同じ表には入れていません。
- キャンペーンや地域による割増(北海道・沖縄など)がある項目は、条件の列に書き添えています。
この見方が向く世帯、向かない世帯
初期費用を足して1か月あたりを出すやり方は、どの家庭にも同じように効くわけではありません。
向いていると考えられる場合
- 何年使うかをある程度決めている場合。期間が決まれば、初期費用を何か月で割るかが決まります
- 飲む量が多い、または月によって変動が大きい場合。金額が動かない型のほうが、家計の合算表に載せやすくなります
- ほかの定期サービス(食材宅配など)と合わせて、毎月の固定費を1つの表で管理したい場合
向いていないと考えられる場合
- 引っ越しの予定があるなど、使う期間が読めない場合。初期費用を割る月数が決まらないので、この計算自体が置きにくくなります
- 飲む量が少ない場合。水代が別にかかる型のほうが総額が下がる可能性があり、この記事の表だけでは判断できません
- 水質や味を基準に選びたい場合。この記事は料金の項目だけを整理しており、そこには触れていません
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まとめ
水が使い放題のウォーターサーバーは月いくらか。アクアバンクの公式表示で計算すると、毎月の出費は月額4,378円と電気代の目安 約1,000円を足した約5,378円、初期費用(セルフ設置10,756円)を12か月に均した1年目は1か月あたり約6,274円でした。2年使う前提なら約5,826円まで下がります。
そして、この記事でいちばん効いたのは初期費用のほうでした。月の出費だけで並べるとハミングウォーター(約4,011円)はエブリィフレシャス tall+cafe(約4,251円)より低い位置に来ますが、初期費用10,340円を足した1年目では55,172円と51,012円になり、順番が入れ替わります。この逆転は2年間でも1,280円ぶん続き、3年間まで伸ばすと戻ります。
使い放題という言葉は、飲む量で金額が動かないことを指しています。動かないぶん、金額の大小を決めるのは月額と電気代、そして初期費用を何か月で割るかです。何年使うつもりかを先に決めてから足すと、比べたい相手が変わっても同じ物差しで見られます。
アクアバンクについては、解約金と最低利用期間が公式トップからは確認できませんでした。短期でやめる可能性がある場合は、この記事の金額に加えて、その条件を先に確かめておくことをおすすめします。料金・条件ともに変更されることがありますので、申し込みの前にアクアバンクの公式サイトで最新の内容をご確認ください。


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