コープきんきの宅配手数料は生協ごとにいくら違うか【7生協で統一の金額は無く、1回99円から369円まで】

コープきんきの宅配手数料は生協ごとにいくら違うか【7生協で統一の金額は無く、1回99円から369円まで】 生協のしくみ

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「コープきんきの宅配手数料はいくらですか」という質問には、ひとつの金額で答えることができません。コープきんきは複数の生協が集まった事業連合で、宅配手数料は加盟する生協がそれぞれ決めているためです。編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理したところ、金額を公式ページに出している6生協では、1回あたり99円から369円までの幅がありました。同じ「コープきんき」の名前で案内されていても、住んでいる地域によって約3.7倍の開きがあることになります。

この記事では、加盟する7生協の宅配手数料を、注文額の区分・割引制度・注文しない週の扱い・加入時の出資金という同じ項目で並べています。金額はすべて各生協の公式ページの表示で、取得した日付を表ごとに添えました。

結論:コープきんきに統一の宅配手数料はありません

コープきんきに加盟しているのは、おおさかパルコープ、大阪いずみ市民生協、よどがわ市民生協、ならコープ、わかやま市民生協、京都生協、コープしがの7生協です。このうち宅配手数料の金額を公式ページに掲載していたのは6生協で、大阪いずみ市民生協だけは金額表の形で公開されていませんでした。

手数料の決め方も生協ごとに違います。注文額で3段階に分かれる生協もあれば、区分の記載が見当たらない生協もあり、区分があること自体は共通していても、区切りとなる注文額と金額はそれぞれ別に設定されています。したがって「コープきんきの手数料」を調べるときは、加盟している生協のうちどこが自分の地域を担当しているかを先に確認する必要があります。

この記事で足しているもの、足していないもの

比較の条件をそろえるため、次のように扱っています。

  • 足しているもの:宅配手数料(生協によって個配利用料・個配管理手数料・てまり便手数料など名称が違います)。
  • 足していないもの:注文した商品そのものの代金。注文内容で毎週変わるため、固定費としては数えていません。
  • 手数料と分けて扱うもの:加入時の出資金。これは預り金で、脱退のときに返還される性質のお金です。手数料と同じ列に足すと、出ていったままのお金と混ざってしまいます。

年額を出している箇所は、1回あたりの手数料に52を掛けた計算値です。毎週1回配達を受け取り、休まなかった場合を想定しています。実際には注文しない週があり、その週の扱いも生協ごとに違うため、後半の見出しで別に整理しました。

週6,000円台の注文で並べると、年で8,788円の差が出ました

食材が届いた様子

まず、いちばん比べやすい条件として、1回の注文が6,000円台になる場合を並べます。この金額であれば、区分を設けている生協のいずれでも最も安くない側の区分(いちばん手数料が高くなる区分)に入るため、同じ条件で横に並べることができます。

生協該当する区分1回あたり(税込)52週の合計
京都生協注文額による区分の記載なし115円5,980円
コープしが区分の内訳が公式ページに記載なし172円〜249円8,944円〜12,948円
よどがわ市民生協1〜7,399円200円10,400円
ならコープ1円〜6,999円220円11,440円
おおさかパルコープ本体6,999円まで239円12,428円
わかやま市民生協1円〜6,999円369円19,188円
大阪いずみ市民生協サンクスステージ制公式ページに金額の記載なし―

出典: ならコープ / よどがわ市民生協 / わかやま市民生協 / 大阪いずみ市民生協(いずれも2026年8月26日取得)、おおさかパルコープ / 京都生協 / コープしが(いずれも2026年8月16日取得)。52週の合計は、1回あたりの金額に52を掛けた計算値です。

金額を公開している生協のうち、この条件で最も高いわかやま市民生協(369円)と、最も安い側のよどがわ市民生協(200円)を年で比べると、19,188円と10,400円で8,788円の差になります。京都生協の115円と比べた場合は年13,208円の差ですが、この数字はそのまま受け取らないほうがよい理由があります。

京都生協の公式ページには、配達手数料105円(税込115円)とは別に、システム基本料105円(税込115円)という項目も並んでいます。この2つが合算されるのか、どちらか一方だけがかかるのかは、確認したページからは判別できませんでした。両方かかる場合の1回あたりは230円、年では11,960円という計算になります。表では公式表示のとおり配達手数料の115円を載せていますが、京都生協を検討する場合は、この点を申し込み前に確認しておくことをおすすめします。

もうひとつ、注文額の区切りが税込か税抜かも生協によって表記が異なります。おおさかパルコープは「本体価格」と明記していますが、明記のない生協もありました。境界の金額に近い注文をする場合は、そこでも数百円の差が生まれます。

注文額を増やしたときに下がる先も、生協で違います

多くの生協は、1回の注文額が大きいほど手数料が下がる仕組みを持っています。ただし「いくら以上で」「いくらまで下がるか」は共通していません。

生協最も安い区分の条件1回あたり(税込)52週の合計
ならコープ15,000円以上99円5,148円
よどがわ市民生協9,250円以上100円5,200円
京都生協注文額による区分の記載なし115円5,980円
おおさかパルコープ本体14,000円以上119円6,188円
わかやま市民生協12,000円以上166円8,632円
コープしが区分の内訳が公式ページに記載なし172円8,944円

出典: ならコープ / よどがわ市民生協 / わかやま市民生協(いずれも2026年8月26日取得)、おおさかパルコープ / 京都生協 / コープしが(いずれも2026年8月16日取得)。

この表で目につくのは、今回確認した範囲では、注文額をいくら増やしても手数料が0円になる区分が見当たらなかったことです。最も安いならコープでも99円が残ります。手数料が下がりきる注文額も、よどがわ市民生協の9,250円からならコープの15,000円まで開きがあり、ならコープはいちばん安い99円に届くまでに毎週15,000円の注文が必要という条件になっています。

注文額を増やして手数料を下げるという考え方をとる場合、下限が99円の生協と172円の生協では、年で3,796円の違いになります。ただしこれは、必要のない商品を買って注文額を積み上げた場合には意味を持たない差でもあります。手数料の数百円のために商品を足すと、足した商品代のほうが大きくなります。

大阪いずみ市民生協は、金額の決まり方そのものが違います

7生協のうち、大阪いずみ市民生協だけは宅配サービス料の金額表が公開ページに出ていませんでした。公式ページで案内されているのは「サンクスステージ」という仕組みで、その月の請求額によって翌月のステージが決まり、そのステージと週ごとの請求額の組み合わせで宅配サービス料と減免の有無が決まる、という二段階の構成になっています。

減免サポートの対象として「妊娠中または小学校就学前の子がいる家庭」「高齢者」「障害者手帳をお持ちの方」が挙げられていますが、金額の記載は見当たりませんでした。したがってこの記事の比較表には、大阪いずみ市民生協の金額を入れていません。数字が分からないものを推定して並べると、表全体の信頼性が落ちるためです。

加入時の出資金については記載があり、1口1,000円、入会金と年会費はなし、脱退時に全額返金と案内されています。宅配サービス料の実額は、資料請求や加入案内の段階で確認する形になります。

出典: 大阪いずみ市民生協(2026年8月26日取得)。

子育て世帯の割引は、年齢の区切りが大きく分かれます

家族の食卓

子どもがいる家庭向けの割引は、今回確認した生協の多くが用意していました。ただし対象になる年齢の上限が、2歳までの生協から12歳までの生協まで分かれています。

生協(制度名)対象手数料(税込)条件
ならコープ(すくすく割引)母子手帳交付から12歳99円自動注文3点以上で全額免除
よどがわ市民生協(赤ちゃんサポート)妊娠中から3歳0円―
よどがわ市民生協(子育てサポート)3歳から小学校入学前102円通常額の半額
おおさかパルコープ(赤ちゃんサポート)妊娠中から3歳無料注文が無い週も無料
おおさかパルコープ(子育てサポート)3歳から6歳半額(実額の記載なし)注文が無い週は無料
京都生協(赤ちゃん・子育て割引)妊娠中から2歳0円―
京都生協(子育て割引)2歳から6歳115円税抜15,000円以上の利用で0円
わかやま市民生協―公式ページに記載なし―
コープしが―確認したページに記載なし―

出典: ならコープ / よどがわ市民生協 / わかやま市民生協(いずれも2026年8月26日取得)、おおさかパルコープ / 京都生協 / コープしが(いずれも2026年8月16日取得)。おおさかパルコープの「半額」は公式表示のとおりで、実額は掲載されていませんでした。

期間の長さで見ると、ならコープのすくすく割引が母子手帳の交付から12歳までと、他の生協より長く設定されています。他の生協は小学校入学前や6歳で区切っているため、小学生の期間をどう扱うかがはっきり分かれる部分です。

一方、金額の下がり方では、よどがわ市民生協とおおさかパルコープ、京都生協が乳幼児期に0円としています。ならコープの99円は0円ではありませんが、自動注文3点以上という条件を満たすと全額免除になると案内されています。「割引の期間が長い生協」と「割引の金額が大きい生協」は、必ずしも同じではありません。子どもの年齢と、毎週どれくらい頼むかで、どちらが向くかは変わります。

なお、わかやま市民生協とコープしがについては、今回確認したページに子育て向けの減免の記載が見当たりませんでした。制度が無いと断定できる情報ではないため、該当する場合は各生協に直接確認してください。

高齢の方・障がいのある方への割引

年齢や手帳の有無によって手数料が下がる制度も、生協ごとに条件と金額が違います。

生協(制度名)対象手数料(税込)
よどがわ市民生協(高齢者割引)満70歳以上かつ2世帯同居でない51円
よどがわ市民生協(障がい者割引)手帳の交付を受けた方51円
ならコープ(福祉割引)75歳以上または身体障害者手帳等99円
おおさかパルコープ(福祉サポート)65歳以上または障がい者半額(実額の記載なし)
わかやま市民生協(高齢者・障害者減免)満70歳以上(寝たきりは65歳以上)または身体障害者手帳4級以上166円
京都生協(シニア割引)65歳以上のみの世帯198円

出典: ならコープ / よどがわ市民生協 / わかやま市民生協(いずれも2026年8月26日取得)、おおさかパルコープ / 京都生協(いずれも2026年8月16日取得)。よどがわ市民生協とわかやま市民生協の金額は、注文額が最も少ない区分に対応するものです。

この表は、金額だけを縦に見て比べないほうがよい表です。対象になる年齢が65歳から75歳まで分かれているうえ、よどがわ市民生協は「2世帯同居でないこと」、わかやま市民生協は「申請が必要」といった条件が付いています。同じ70代でも、どの生協の条件に当てはまるかが先に決まってしまいます。

京都生協のシニア割引198円は、同じページに載っている配達手数料105円(税込115円)より高い金額になっています。前述のシステム基本料と合わせた金額との比較なのかどうかは、このページからは判別できませんでした。数字だけを見て「割引で高くなる」と読むのは早いところなので、京都生協に該当する方は問い合わせで確認するのが確実です。

また、よどがわ市民生協と京都生協には、運転免許を自主返納した方への割引もあり、どちらも1年間無料と案内されています。

注文しない週にお金がかかる生協があります

毎週欠かさず注文する家庭ばかりではありません。旅行や帰省で受け取れない週、注文するものが無い週の扱いも、生協によって違いました。

生協注文しない週の手数料(税込)年に10週休んだ場合
よどがわ市民生協102円1,020円
おおさかパルコープ119円1,190円
わかやま市民生協276円(チラシ・注文書のみの週)2,760円
ならコープ・京都生協・コープしが確認したページに記載なし―

出典: よどがわ市民生協 / わかやま市民生協(いずれも2026年8月26日取得)、おおさかパルコープ(2026年8月16日取得)。年に10週休んだ場合の金額は、1回あたりの手数料に10を掛けた計算値です。

ここでいちばん差が出るのは、わかやま市民生協の276円です。これは注文額7,000円から11,999円の区分と同じ金額で、注文しない週も注文した週と近い負担が続く形になります。年に10週休むと2,760円、20週なら5,520円という計算です。

反対に、おおさかパルコープの赤ちゃんサポート(妊娠中から3歳)と子育てサポート(3歳から6歳)は、注文が無い週も無料と明記されています。子どもが小さく、週によって注文量が大きく変わる時期には、この条件の有無が実際の年額を左右します。

手数料を比べるときは、注文した週の金額だけでなく、注文しない週の金額もあわせて見ておくと見積もりがずれにくくなります。

加入時の出資金は、手数料と分けて見ます

契約内容を確認する様子

生協に加入するときは出資金を預けます。これは手数料と違い、脱退するときに返還される預り金です。金額は生協ごとに異なりました。

生協加入時の出資金注記
ならコープ1,000円―
よどがわ市民生協1口1,000円から―
わかやま市民生協1口1,000円以上―
大阪いずみ市民生協1口1,000円入会金・年会費なし。脱退時に全額返金
コープしが1口1,000円5口(5,000円)未満で加入した場合は、5口となるよう依頼される
おおさかパルコープ確認したページに記載なし―
京都生協確認したページに記載なし―

出典: ならコープ / よどがわ市民生協 / わかやま市民生協 / 大阪いずみ市民生協(いずれも2026年8月26日取得)、コープしが(2026年8月16日取得)。

1口の金額はいずれも1,000円で共通していますが、コープしがは5口(5,000円)に満たない場合は5口となるよう依頼される、という案内になっています。最初に用意する金額としては、他の生協の1,000円と比べて5倍になります。コープしがには出資金の上限(1,000口・100万円)の記載もありました。

出資金は返ってくるお金なので、月々の固定費として合算する数字ではありません。ただし加入時にまとまって出ていくお金であることは変わらないため、比較のときは「毎月出ていく手数料」と「最初に預ける出資金」を別の欄に置いて見るのが分かりやすい形です。返還のときに振込手数料が組合員の負担になる生協もあるため、脱退時の条件もあわせて確認しておくと安心です。

この記事の数字の見方

この記事の金額は、いずれも各生協の公式ページの表示を、2026年8月16日と8月26日に確認したものです。手数料や割引の条件は改定されることがあるため、最新の金額は各生協の公式サイトでご確認ください。

そのうえで、表を読むときに気をつけたい点が3つあります。

  • 年額はすべて計算値です。1回あたりの手数料に52(または休んだ週の数)を掛けたもので、公式ページに年額として掲載されている数字ではありません。
  • 注文額の区切りが税込か税抜かは、生協によって表記が違います。おおさかパルコープは「本体価格」と明記していますが、明記のない生協もありました。境界に近い注文が多い場合は、そこで区分が変わることがあります。
  • 金額の記載が無い項目は、制度が無いという意味ではありません。確認したページに出ていなかった、というだけです。該当する場合は各生協への問い合わせで確かめてください。

この比べ方が向く人、向かない人

ここまでの整理が役に立つのは、関西で生協への加入を検討していて、まだどの生協になるかを調べている段階の方です。担当する生協は住んでいる地域でおおよそ決まってしまうため、複数から選べる場面は多くありませんが、「自分の地域の生協は関西の中でどのあたりの水準か」を知っておくと、加入後に費用の見積もりがずれにくくなります。

反対に、すでに加入していて、割引の申請方法や配達日の変更を調べている方には、この記事は答えになりません。その場合は加入している生協の公式ページや問い合わせ窓口のほうが確実です。また、商品の内容や品ぞろえで生協を選びたい方にも、この記事の数字は判断材料になりません。ここで扱っているのは手数料と出資金だけで、商品の価格には触れていないためです。

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まとめ

「コープきんきの宅配手数料はいくらか」という問いに対する答えは、統一の金額は無く、加盟している生協ごとに決まっているということになります。金額を公開している6生協では、1回あたり99円から369円まで、約3.7倍の幅がありました。

今回の整理で分かった点をまとめます。

  • 週6,000円台の注文で比べると、年額で最大8,788円の差がありました(わかやま市民生協19,188円とよどがわ市民生協10,400円の比較・いずれも計算値)。
  • 注文額を増やしたときの下限は99円から172円で、確認した範囲では0円になる区分は見当たりませんでした。
  • 子育て割引の対象年齢は、京都生協の2歳(0円の区分)からならコープの12歳まで分かれています。金額が大きく下がる生協と、期間が長い生協は同じではありません。
  • 注文しない週の手数料は、よどがわ市民生協の102円からわかやま市民生協の276円まで差があります。
  • 加入時の出資金は1口1,000円で共通ですが、コープしがは5口(5,000円)で加入する案内になっています。出資金は預り金なので、手数料とは別の欄で見ます。
  • 大阪いずみ市民生協は「サンクスステージ」という月ごとの判定を挟む仕組みで、金額表が公開ページに出ていませんでした。

担当する生協は住んでいる地域でほぼ決まるため、比べたうえで選べる場面は限られます。それでも、自分の地域の生協がどの水準にあるかと、どの割引が使えるかを先に確認しておけば、加入してから「思っていたより手数料がかかる」と感じる場面は減らせます。加入を決める前に、住んでいる地域を担当する生協の公式ページで、注文額の区分・割引の条件・注文しない週の扱いの3点を確認しておくことをおすすめします。

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