食材宅配の請求を見て、送料のほかに見慣れない数百円が乗っていた、ということがあります。この記事が答える質問は1つです。冷凍の商品を少しだけ頼むと、送料とは別に手数料がかかるのか。かかるとしたら、いくらで、どういうときにかからないのか。
先に結論の金額を書きます。編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。冷凍手数料にあたる費用を公式ページで確認できたのは2社でした。
| 会社 | 費用の名前 | かかる条件 | 金額 |
|---|---|---|---|
| らでぃっしゅぼーや | 冷凍手数料 | 冷凍商品の注文が税抜1,500円未満のとき。注文8,500円以上ならかからない | 400円(税込) |
| Oisix | 冷凍手数料 | 冷凍食品の注文が1,600円(税抜)未満のとき | 300円(税込) |
出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)/Oisix(2026年8月23日取得)
金額そのものは数百円です。ただしこの費用がやっかいなのは、「送料」という名前ではないので、送料の表を見て予算を立てた人の計算から静かに抜け落ちるところにあります。送料が0円になる注文額に届いていても、この費用は別の条件で判定されます。
この記事で足すもの、足さないもの
このサイトは、暮らしにかかる定期費用を世帯ごとに合算して比べています。合算のルールをはじめに書いておきます。
- 足すもの: 配送料・送料、冷凍手数料、ウォーターサーバーの月額と電気代の目安。毎回・毎月かかる性質の費用です。
- 足さないもの: 商品代(食材そのものの値段)。注文する中身で毎週変わるため、合算に入れると比較が成立しません。
- 足さないもの: らでぃっしゅぼーやの年会費1,000円(税抜)。年1回の費用なので、この記事の月額表には入れていません。
- 別扱いにするもの: 生協の出資金。退会するときに返ってくる預り金なので、手数料と同じ列には置きません。
金額はいずれも各社の公式ページに表示されていたものです。取得日は表のすぐ下に書いています。条件は変わることがありますので、最新は各社の公式サイトでご確認ください。
らでぃっしゅぼーや|配送料と冷凍手数料を注文額別に足すと
らでぃっしゅぼーやは配送方法が2つあり、配送料の刻みがそれぞれ違います。そこへ冷凍手数料400円(税込)を重ねると、1回あたりの合計は次のようになります。冷凍商品の注文が税抜1,500円未満だった場合の金額です。
専用車(関東・近畿・中京・北海道・仙台の一部)の場合です。3,000円未満から6,499円までの区分は、「めぐる野菜箱」か「セレクトサービス」を含むかどうかで配送料が2通りに分かれます。
| 注文額(税抜) | 配送料(専用車) | 冷凍手数料 | 1回の合計 |
|---|---|---|---|
| 3,000円未満 | 680円 または 900円 | 400円 | 1,080円 または 1,300円 |
| 3,000〜4,499円 | 480円 または 700円 | 400円 | 880円 または 1,100円 |
| 4,500〜6,499円 | 180円 または 300円 | 400円 | 580円 または 700円 |
| 6,500〜8,499円 | 0円 | 400円 | 400円 |
| 8,500円以上 | 0円 | 0円(かからない) | 0円 |
出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)
この表で目を引くのは6,500円から8,499円の行です。配送料は0円になっているのに、合計は400円です。「送料無料になったから、今回はかからない」と考えていると、ここで差が出ます。0円になるのは8,500円以上の行だけでした。
ヤマト便(全国で選べる方式)でも同じ足し方をしてみます。
| 注文額(税抜) | 配送料(ヤマト) | 冷凍手数料 | 1回の合計 |
|---|---|---|---|
| 4,500円未満 | 900円 | 400円 | 1,300円 |
| 4,500〜6,499円 | 580円 | 400円 | 980円 |
| 6,500〜8,499円 | 380円 | 400円 | 780円 |
| 8,500円以上 | 0円 | 0円(かからない) | 0円 |
出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)
ヤマト便では6,500〜8,499円の区分で、配送料380円のうしろに冷凍手数料400円が並びます。この区分では、冷凍手数料のほうが配送料より高くなります。名前が違うだけで、支払う金額としては送料と同じ性質のものです。
「送料とは別の名前で付く費用」はもう1つあります
らでぃっしゅぼーやには、冷凍手数料のほかにエリア追加送料があります。こちらは注文8,500円以上でもかかると公式に書かれている費用です。
| 地域 | エリア追加送料(税込) | 注文8,500円以上のとき |
|---|---|---|
| 青森・秋田・岩手 | 110円 | かかる |
| 中国 | 220円 | かかる |
| 四国 | 330円 | かかる |
| 北海道・九州 | 490円 | かかる |
出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)
たとえば北海道で、注文額8,500円以上・冷凍は少しだけという回であれば、配送料0円・冷凍手数料0円・エリア追加送料490円で、1回490円という形になります。逆に注文額が3,000円未満の回にエリア追加送料が重なると、名前の違う費用が3つ並ぶことになります。
Oisix|送料が0円になっても、合計は0円とは限りません

Oisixの送料は本州の定期会員の場合、購入金額で3段階に変わります。ここへ冷凍手数料300円(税込)を重ねます。冷凍食品の注文が1,600円(税抜)未満だった場合の金額です。
| 注文額(税抜) | 送料(本州・定期会員) | 冷凍手数料 | 1回の合計 |
|---|---|---|---|
| 4,500円未満 | 600円 | 300円 | 900円 |
| 4,500〜6,499円 | 300円 | 300円 | 600円 |
| 6,500円以上 | 0円 | 300円 | 300円 |
出典: Oisix(2026年8月23日取得)
ここで1つ、断定できない点があります。らでぃっしゅぼーやには「注文8,500円以上ならかからない」という免除の条件がありましたが、Oisixで注文額によって冷凍手数料が免除されるかどうかは、確認できた公開情報からは判別できませんでした。確認できたのは「冷凍食品の注文が1,600円(税抜)未満のときにかかる」という条件だけです。上の表の6,500円以上の行を0円ではなく300円で置いているのは、そのためです。実際の扱いは注文前に公式ページでご確認ください。
なお注文しない週については、Oisixの公式FAQに「お届けのない週は手数料などは一切かかりません」「キャンセルした週は、手数料やサービス利用料はかかりません」と書かれています。らでぃっしゅぼーやも注文が無い週の配送料は0円です。冷凍手数料は、あくまで注文した回にだけ判定される費用ということになります。
生協4社の手数料ページには、冷凍の項目が見当たりませんでした
同じ費用が生協にもあるのかを確かめるため、編集部が取得した各社の手数料ページを見返しました。結果は次のとおりです。
| 生協 | 手数料ページで確認できた費用 | 冷凍にかかる別枠の手数料 |
|---|---|---|
| コープデリ(東京・個人宅配) | 利用手数料198円(基本88円+配達110円)/税別6,000円以上で0円 | 記載を確認できず |
| パルシステム(東京) | 基本手数料 2,000円未満248円/2,000円以上198円/5,000円以上165円/12,000円以上0円(税込) | 記載を確認できず |
| おうちコープ | 宅配手数料198円/税抜3,500円以上110円/税抜14,000円以上は無料 | 記載を確認できず |
| コープ自然派(大阪・奈良・和歌山・兵庫) | 配達手数料220円(税込・個人宅配) | 記載を確認できず |
出典: コープデリ(2026年8月14日取得)/パルシステム(2026年8月19日取得)/おうちコープ(2026年8月14日取得)/コープ自然派(2026年8月16日取得)
大事なのは、これが「生協には冷凍手数料が無い」という意味ではないという点です。今回見た手数料ページに、その項目の記載を確認できなかった、というだけです。別のページや商品ごとの表示に条件があるかどうかまでは、この範囲では分かりません。生協側の実際の扱いは、加入前に公式ページや資料でご確認ください。
それでも、費用の組み立て方の違いは読み取れます。生協4社のページは、1週あたりの手数料が注文額の段階だけで決まる形で書かれていました。一方でらでぃっしゅぼーやとOisixは、注文額の段階に加えて「冷凍をいくら頼んだか」という別の軸が乗っています。予算を立てるときに見るべき数が1つ増える、ということです。
月4回頼むと、冷凍手数料だけで月いくらか

1回あたりでは数百円でも、毎週の注文なら回数が積み上がります。毎回かかったと仮定した場合の上限を出しておきます。
| 会社 | 1回あたり | 月4回 | 年12か月ぶん |
|---|---|---|---|
| らでぃっしゅぼーや | 400円 | 1,600円 | 19,200円 |
| Oisix | 300円 | 1,200円 | 14,400円 |
| 差 | 100円 | 400円 | 4,800円 |
出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)/Oisix(2026年8月23日取得)。月4回・年12か月は、公式の金額を編集部が掛け算したものです。
これは上限の数字です。らでぃっしゅぼーやなら注文8,500円以上の回にはかからず、両社とも冷凍の注文額が基準(税抜1,500円/1,600円)に届いた回にはかかりません。つまりこの年19,200円や14,400円は、「冷凍を毎回ちょっとだけ足す」という頼み方を1年続けたときの姿ということになります。
世帯の合算表|食材宅配とウォーターサーバーを1つの表に足す
このサイトの主役は合算表です。食材宅配の費用だけを見ていると、家計に毎月出ていく定期費用の一部しか見えません。ウォーターサーバーを置いている世帯を例に、同じ表へ足してみます。
条件は次のとおりです。本州、らでぃっしゅぼーやの専用車配送、週5,000円台の注文で「めぐる野菜箱」を含む場合(配送料180円)、月4回。ウォーターサーバーはハミングウォーター(北海道以外)。冷凍手数料が毎回かかったケースと、冷凍をまとめて基準に届かせたケースを並べます。
| 項目 | 条件 | 冷凍を毎回少しだけ | 冷凍をまとめた場合 |
|---|---|---|---|
| 食材宅配の配送料 | 専用車・税抜4,500〜6,499円・めぐる野菜箱を含む 180円×4回 | 720円 | 720円 |
| 冷凍手数料 | 冷凍が税抜1,500円未満の回 400円×4回 | 1,600円 | 0円 |
| ウォーターサーバー月額 | ハミングウォーター(北海道以外)。水代・配送料・フィルター代を含む | 3,300円 | 3,300円 |
| 電気代の目安 | 同・公式表示の目安値 | 711円 | 711円 |
| 月の合計 | 商品代は含みません | 6,331円 | 4,731円 |
出典: らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)/ハミングウォーター(2026年8月14日取得)。合計は各社の公式の金額を編集部が足したものです。
差は月1,600円、年に直すと19,200円です。ウォーターサーバーの月額3,300円のおよそ半分にあたる金額が、冷凍の頼み方だけで動いていることになります。食材宅配の会社を乗り換えるより、同じ会社のまま冷凍のまとめ方を変えるほうが、家計に効く場合があるということです。
ウォーターサーバー側を別の機種にした場合も並べておきます。エブリィフレシャス tall は月額3,300円で初期手数料・出荷手数料・配送料はいずれも0円、電気代の目安は約401円/月からと公式に表示されています。この組み合わせだと、上の表の下2行が3,300円+約401円となり、月の合計は冷凍を毎回少しだけ頼む場合で約6,021円から、冷凍をまとめた場合で約4,421円からという並びになります。
出典: エブリィフレシャス(2026年8月14日取得)/らでぃっしゅぼーや(2026年8月18日取得)
数字の見方|この表を読むときの3つの注意

1. 判定されるのは「注文の合計額」ではなく「冷凍の注文額」です。らでぃっしゅぼーやは冷凍商品の注文が税抜1,500円未満のとき、Oisixは冷凍食品の注文が1,600円(税抜)未満のときにかかると書かれています。合計額が大きくても、冷凍が1点だけならこの条件に当たります。逆にらでぃっしゅぼーやは注文8,500円以上ならかからないとされているため、条件が二段構えになっています。
2. 「送料無料」と「合計0円」は同じではありません。上の表で確かめたとおり、配送料の欄が0円でも合計が400円や300円になる区分があります。無料になる注文額を目標にして買い物かごを調整している方は、冷凍の欄が別に判定されている点をあわせて見ておくと、請求とのずれが出にくくなります。
3. ここに書いた金額には商品代が入っていません。食材そのものの値段は注文する中身で毎週変わるため、合算に入れていません。この記事の数字は「何を買っても同じようにかかる部分」だけを並べたものです。実際の請求額は、これに商品代が乗ります。
そして、金額と条件はいずれも記載の取得日時点のものです。改定されることがありますので、最新は各社の公式サイトでご確認ください。
この足し方が向く人、向かない人
向いているのは、次のような方です。
- 毎週または隔週で、金額を決めて注文している方。回数が一定なので、月額と年額に直したときの差が読めます。
- 冷凍のミールキットや冷凍の惣菜を、1点か2点だけ足す頼み方をしている方。まさにこの費用が毎回かかる位置にいます。
- 食材宅配とウォーターサーバーの両方を契約していて、毎月の定期費用の総額を把握しておきたい方。
逆に、次のような方にはこの足し方はあまり役に立ちません。
- 常温・冷蔵の商品しか頼まない方。冷凍手数料の条件に触れないため、送料の表だけ見れば足ります。
- 毎回の注文額が8,500円以上で安定している方。らでぃっしゅぼーやではこの回に冷凍手数料がかからないとされているため、差が生まれません。
- 注文する週としない週の差が大きく、月の回数が読めない方。回数を仮に置いた月額・年額の比較は、実態とずれます。
読む人をふるいにかけるための線引きであって、急いで決めるべきという話ではありません。自分がどちら側かを見てから、必要な部分だけ持ち帰っていただければと思います。
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まとめ
はじめの質問への答えです。冷凍の商品を少しだけ頼むと、送料とは別に手数料がかかる会社があります。公式ページで確認できたのは、らでぃっしゅぼーやの冷凍手数料400円(税込・冷凍商品の注文が税抜1,500円未満のとき、注文8,500円以上ならかからない)と、Oisixの冷凍手数料300円(税込・冷凍食品の注文が1,600円税抜未満のとき)の2社でした。生協4社の手数料ページには、同じ項目の記載を確認できませんでした。
かからなくする方向は2つです。冷凍の注文をまとめて基準額(税抜1,500円/1,600円)に届かせるか、らでぃっしゅぼーやなら注文額を8,500円以上にするかです。どちらも「買う量を増やす」ことでもあるので、必要のない商品を足してまで手数料を避けると、商品代のほうが増えます。月4回で年19,200円という上限の数字は、そのまま値引き額として受け取らず、自分の頼み方に照らして見ていただくのがよいと思います。
いまの条件を確かめてから注文したい方は、らでぃっしゅぼーやの配送料・手数料ページとOisixの公式ページで、送料の欄と冷凍の欄を1つずつ見比べてみてください。申し込みの前に確認できて、費用もかからない一歩です。


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