パルシステムの基本手数料は住んでいる県で変わる【6地域を並べたら、山梨だけ0円になりませんでした】

パルシステムの基本手数料は住んでいる県で変わる【6地域を並べたら、山梨だけ0円になりませんでした】 食材宅配

この記事が答える質問は1つです。パルシステムの基本手数料は、住んでいる県によっていくら変わるのか。

先に結論の数字を置きます。公式の手数料ページに載っている6地域を並べると、注文が無料になる基準額は「税込12,000円以上」から「税込15,000円以上」まで分かれ、山梨県だけは最上位の段階でも143円がかかるという並びになりました。同じサービス名でも、県をまたぐと手数料の設計そのものが違います。

編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理しています。ここで扱うのは料金・条件・エリアだけで、味や中身の評価はしません。

この記事で足すもの、足さないもの

このサイトは「暮らしにかかる定期費用を、世帯ごとに合算して比べる」ことを軸にしています。そのため、記事に載せる金額の範囲を毎回はっきりさせています。

  • 足すもの:毎週かかる基本手数料(配達のたびに発生する固定の費用)。年換算するときは52週で計算します。
  • 足さないもの:注文した商品そのものの代金。頼む内容で毎週変わるため、合算表には入れません。
  • 別枠にするもの:出資金。これは預り金で、手数料とは性質が違います。同じ列に混ぜません。

また、この記事はパルシステムの手数料の事実だけを扱います。申し込みの案内はしません。

6地域の基本手数料を、注文額の段階別に並べました

パルシステムの公式ページには、地域ごとに基本手数料が段階で示されています。取得できた6地域を、同じ表に並べます。金額はいずれも税込、注文額は税込での区分です。

地域無料になる注文額中間の段階2,000円以上2,000円未満
東京12,000円以上で0円5,000円以上で165円198円248円
神奈川15,000円以上で0円5,000円以上で110円220円270円
千葉15,000円以上で0円6,000円以上で99円198円248円
埼玉12,000円以上で0円設定なし(3段階のみ)198円248円
群馬・福島15,000円以上で0円10,000円以上で220円275円328円
山梨0円になる段階なし12,000円以上で143円198円248円

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

横に並べると、地域ごとの違いが3つの形で出ていることが分かります。無料になる基準額そのものが違うこと、段階の数が違うこと、そして山梨だけ最上位が0円ではないことです。順に見ていきます。

無料になる基準額は、12,000円と15,000円に分かれます

費用を計算する様子

いちばん分かりやすい違いが、手数料が0円になる注文額の線です。

無料になる基準額該当する地域備考
税込12,000円以上東京、埼玉ほかの地域より3,000円低い線
税込15,000円以上神奈川、千葉、群馬・福島1回の注文としては大きめの金額
0円になる段階なし山梨12,000円以上でも143円

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

週に1回の宅配で税込15,000円を注文する家庭と、税込12,000円で足りる家庭とでは、この線に届くかどうかがかなり変わります。神奈川と東京で3,000円の差があるという事実は、引っ越しや、実家と自宅で同じサービスを比べるときに効いてきます。

山梨だけ、最上位の段階でも143円がかかります

この記事でいちばん書きたかったのがここです。公式ページに載っている山梨の設定は、次の3段階でした。

注文額(税込)山梨の基本手数料同額のときの東京
12,000円以上143円0円
2,000円以上198円198円
2,000円未満248円248円

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

下の2段階は東京とまったく同じ金額です。違うのは最上位だけで、東京が0円になるところが、山梨では143円のまま残ります。「たくさん頼めば手数料はかからなくなる」という理解は、山梨では成り立ちません。

週143円が続いた場合、52週で7,436円になります(143円×52週)。これは表の値を足しただけの計算で、公式に載っている数字ではありません。実際には毎週この段階に届くとは限らないため、上限としての目安と考えてください。

埼玉は段階が3つしかありません

もう1つ、表の形そのものが違う地域があります。埼玉は中間の段階が無く、次の3つだけでした。

注文額(税込)埼玉の基本手数料同額のときの東京
12,000円以上0円0円
2,000円以上198円198円(5,000円以上なら165円)
2,000円未満248円248円

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

東京には「5,000円以上で165円」という段階がありますが、埼玉にはそれがありません。つまり税込5,000円から12,000円までの範囲では、埼玉は198円、東京は165円となり、同じ注文額でも週33円の差が出ます。年52週なら1,716円ぶんの差です(33円×52週)。

金額としては小さく見えますが、「中くらいの注文をする週が多い家庭」ほど、この段階の有無が効いてきます。

群馬・福島は、どの段階も他地域より高い設定です

水を注ぐ様子

並べたなかで、全段階が最も高かったのが群馬・福島でした。

注文額(税込)群馬・福島東京差
15,000円以上0円0円(12,000円以上)基準額が3,000円高い
10,000円以上220円165円(5,000円以上)55円
2,000円以上275円198円77円
2,000円未満328円248円80円

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

2,000円未満の週で比べると、東京の248円に対して群馬・福島は328円です。差は80円で、52週続いたと仮定すると4,160円になります(80円×52週)。無料になる基準額も15,000円と高いため、この地域は「少額の週」と「大きく頼む週」の両方で条件が厳しい側に並びます。

ただし、少額の週が毎週続く家庭は多くありません。あくまで段階ごとの設定を比べた結果として読んでください。

2人以上で受け取る形にすると、金額が変わります

基本手数料とは別に、複数人でまとめて受け取る形の設定も公開されています。取得できたのは、東京の「ふれんどパル」と、全地域共通の「グループパル」です。

注文額(税込)東京の基本手数料ふれんどパル(東京)グループパル(全地域)
12,000円以上0円0円0円
5,000円以上165円82円0円
2,000円以上198円99円0円
2,000円未満248円124円0円

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

ふれんどパルは2人以上でまとめて受け取る形で、東京の各段階がおおよそ半分の金額になっています。グループパルは3人以上のグループ配送で、公式ページの表示は全地域・全段階が0円でした。

受け取り方を変えられる状況にあるかどうかは家庭ごとに違いますが、手数料の差としては、注文額を増やすよりも人数を増やすほうが幅が大きいという並びになっています。

出資金は手数料と別に扱います

生協なので、加入時には出資金があります。これは手数料とは別のお金です。

項目金額性質
出資金1,000円(全地域共通)加入時に預けるお金
基本手数料地域と注文額で0円〜328円/週毎週かかる費用

出典: パルシステム(2026年8月19日取得)

出資金は預り金にあたるもので、手数料のように毎週消えていく費用とは性質が違います。このサイトの合算表でも、出資金は手数料と同じ列には入れず、別の項目として扱っています。手数料が全地域共通の1,000円である一方で、毎週の手数料のほうは地域差が大きい、という対比になります。

数字の見方:どこを見て、どこを見ないか

条件を並べて比べる様子

この表を読むときに気をつけたい点を3つ挙げます。

  1. 年換算の数字は、あくまで「その段階が52週続いたら」の計算です。 この記事に出した7,436円・1,716円・4,160円は、いずれも公式に載っている金額ではなく、表の値を52倍しただけのものです。実際には注文額が週ごとに変わるため、そのまま請求される金額ではありません。
  2. 比べるなら、自分の家庭がよく入る段階どうしで比べてください。 無料になる基準額だけを見て「東京が安い」と決めると、毎週5,000円前後で頼む家庭にとっては見当が外れます。その帯では、東京165円・神奈川110円・千葉99円と、順番が入れ替わります。
  3. 公式ページに載っていない項目は、この記事では扱っていません。 商品代、冷凍の取り扱い、配達エリアの細かい区分などは、この手数料ページからは読み取れませんでした。

金額・条件はいずれも2026年8月19日に取得した公式ページの表示に基づいています。制度や金額は変わることがあるため、最新は各社の公式サイトでご確認ください。

この記事が向く人・向かない人

読む人をふるいにかけておきます。

  • 向く人:引っ越しの予定があり、同じサービスを別の県で続けたときの費用を知りたい人。実家と自宅など、複数の地域で同じサービスを検討している人。毎週の注文額がだいたい決まっている人。
  • 向かない人:ここに挙げた6地域以外にお住まいの人。今回の記事では、公式ページから取得できた6地域ぶんだけを扱っています。それ以外の地域の設定は確認できていないため、書いていません。
  • この記事で分からないこと:商品そのものの値段や、注文しない週の扱い。手数料ページからは読み取れませんでした。

まとめ

最初の質問に答えます。パルシステムの基本手数料は、住んでいる県で次のように変わります。

  • 無料になる基準額は、東京・埼玉が税込12,000円以上、神奈川・千葉・群馬・福島が税込15,000円以上。3,000円の差があります。
  • 山梨には0円になる段階がありません。 最上位の12,000円以上でも143円がかかります。下の2段階は東京と同額です。
  • 埼玉は中間の段階が無く3段階のみ。税込5,000円〜12,000円の帯では、東京165円に対して埼玉198円となります。
  • 群馬・福島は全段階が他地域より高く、2,000円未満の週では東京より80円高い328円です。
  • 2人以上でまとめて受け取る形(東京のふれんどパル)は各段階がおおよそ半分、3人以上のグループパルは全地域・全段階が0円と表示されています。
  • 出資金は全地域共通の1,000円で、これは手数料とは別枠の預り金です。

同じサービス名で検索して出てくる手数料の金額が、自分の県に当てはまるとは限りません。手数料を調べるときは、金額そのものより先に「その数字がどの地域の、どの注文額の段階のものか」を確認するのが、いちばん外れにくい読み方だと考えています。

【内部リンク:食材宅配の手数料が無料になる条件を生協3社で並べた【基準は3,000円から14,000円まで】/生協はグループで頼むと配達手数料がいくら変わるか【3人以上なら注文額を問わず0円になる生協があります】/同じサービスでも住む地域で固定費はいくら変わるか【関東と北海道で1年目に29,900円の差】】

手数料の条件を1社ずつ見るより、自分の世帯で契約しているものを合算して眺めたほうが、月々の定期費用は把握しやすくなります。このサイトでは、食材宅配・ウォーターサーバー・電気代を1つの表に足した記事を世帯タイプ別に公開しています。ご自身の世帯に近いものから読んでみてください。

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