ウォーターサーバーを申し込むとき、契約したその月に一度だけ出ていくお金はいくらなのか。この記事はその1点だけに答えます。
編集部が各社の公開情報を同じ項目で整理したところ、本州で申し込む場合の金額は0円から19,756円まで開いていました。金額そのものより、「初期費用」という言葉が指している中身が会社ごとに違うことのほうが、比べるときには効いてきます。事務手数料だけを指している会社もあれば、設置作業の費用が入っている会社も、サーバー本体の購入費が入っている会社もありました。
この記事で足すもの、足さないもの
ここで数えるのは、契約時に一度だけかかるお金だけです。具体的には、事務手数料・出荷手数料・配送料・設置費・サーバー本体の購入費が対象になります。
- 足すもの: 契約や設置にともなって、初回に一度だけ請求される費用
- 足さないもの: 毎月かかる月額利用料・レンタル料・電気代(別の見出しで1年目の合計として扱います)
- 足さないもの: 水そのものの代金。注文する箱数で毎月変わるため、固定費として並べられません
- 足さないもの: 解約時にかかるお金。これは入口ではなく出口の費用なので、別の表に分けています
公式ページに記載が見つからなかった項目は、推測で埋めずに「記載を確認できず」と書いています。
契約時に一度だけかかるお金を並べた
本州で申し込む場合の金額です。地域によって変わる会社があるので、それは後の見出しで別に扱います。
| サービス | 契約時に一度だけかかるお金 | 条件・内訳 |
|---|---|---|
| エブリィフレシャス | 0円 | 初期手数料・出荷手数料・配送料がいずれも0円 |
| ふじざくら命水 | 0円 | 公式表記は「その他、初期費用等の諸経費はかかりません」 |
| 富士山鳴沢の天然水 | 0円(キャンペーン中)/通常18,480円 | サーバー本体の購入費。キャンペーンの期限はページに記載なし |
| ハミングウォーター | 10,340円 | 出荷手数料2,200円と事務手数料8,140円を足した金額 |
| アクアバンク(セルフ設置) | 10,756円 | 初回のみ |
| アクアバンク(業者設置) | 19,756円 | 設置費8,800円を含むと記載 |
| アクアクララ | 記載を確認できず | 料金シミュレーターのページに初期費用の記載がない |
出典: エブリィフレシャス / ハミングウォーター / アクアクララ(いずれも2026年8月14日取得)、アクアバンク / 富士山鳴沢の天然水 / ふじざくら命水(いずれも2026年8月18日取得)
ハミングウォーターの10,340円は、公式ページに書かれている出荷手数料2,200円と事務手数料8,140円を編集部が足した金額です。公式ページに「10,340円」という表示があるわけではありません。
同じ「初期費用」でも、数えている項目が違う

金額の差がどこから来ているのかを見るために、費用の名前ごとに並べ直しました。
| サービス | 事務手数料 | 出荷手数料・配送料 | 設置費・本体購入費 |
|---|---|---|---|
| エブリィフレシャス | 0円 | 0円 | 記載なし |
| ふじざくら命水 | 0円 | 東北・関東・甲信越・北陸・東海は送料無料 | 記載なし |
| ハミングウォーター | 8,140円 | 2,200円 | 記載なし |
| アクアバンク | 記載なし | 記載なし | 業者設置の場合に設置費8,800円を含む |
| 富士山鳴沢の天然水 | 記載なし | 関東・北陸・信越・中部・近畿は0円 | サーバー本体の購入費18,480円 |
出典: 上の表と同じ各社の公式ページ(2026年8月14日・8月18日取得)
並べて分かるのは、金額が高い会社ほど項目が多いわけではないということです。ハミングウォーターは事務手数料と出荷手数料の2項目だけで10,340円になり、富士山鳴沢の天然水は本体の購入費という1項目だけで18,480円になります。項目の数と金額は連動していません。
ふじざくら命水と富士山鳴沢の天然水は、送料が無料になる地域が公式ページに書かれています。ふじざくら命水は東北・関東・甲信越・北陸・東海が無料で、それ以外の地域の送料はページに記載がありませんでした。富士山鳴沢の天然水は関東・北陸・信越・中部・近畿が0円で、北海道440円、東北110円、中国220円、四国330円、九州440円、沖縄(離島を含む)1,650円と地域別に書かれています。これは毎回の配送にかかる送料なので、契約時だけの費用とは性質が違います。
設置を自分でやるかどうかで9,000円変わる会社がある
今回並べた中で、初期費用に選択肢があるのはアクアバンクだけでした。
| 設置のしかた | 初期費用 | 公式ページの記載 |
|---|---|---|
| セルフ設置 | 10,756円 | 初回のみ |
| 業者設置 | 19,756円 | 設置費8,800円を含む |
出典: アクアバンク(2026年8月18日取得)
他の4社は設置のしかたによる金額の出し分けが公式ページに書かれていませんでした。初期費用の幅がいちばん広がるのは、金額そのものではなく「設置作業を含むかどうか」の一点です。0円の会社と19,756円の会社を並べたときの差のうち、8,800円ぶんは設置作業の費用ということになります。
「0円」と書かれていても、条件が並んでいることがある
初期費用0円の表記には、条件がついている場合があります。今回はっきり書かれていたのは富士山鳴沢の天然水でした。
- サーバー本体の購入費は18,480円で、公式表記では「キャンペーン中は0円」となっています。キャンペーンの期限はこのページに記載がありません。いつまで0円なのかは、このページからは判断できません
- 申込から解約までの注文が16箱以下だった場合、サーバー代の半額にあたる9,240円が請求されると書かれています
- 購入ノルマについては「購入ノルマはありません」と記載されています
ノルマは無いけれども、注文が少ないまま解約すると本体代の半額が後から請求される、という組み立てです。入口が0円であることと、支払いの総額が少ないことは、同じ意味ではありません。入口で0円と書かれている場合は、その0円がどの費用を指していて、どんなときに発生し直すのかを、申込ページで確かめておくほうが確実です。
ハミングウォーターにも「設置後1ヶ月間は月額利用料が無料」という記載があります。こちらは初期費用ではなく月額のほうの割引ですが、1年目の合計を出すときには効いてくるので、後の表で織り込んでいます。
住んでいる地域で初期費用が変わる会社がある

ハミングウォーターは、北海道と沖縄で初期費用が別に設定されています。
| 項目 | 本州ほか | 北海道・沖縄 |
|---|---|---|
| 出荷手数料 | 2,200円 | 3,300円 |
| 事務手数料 | 8,140円 | 11,000円 |
| 契約時の合計 | 10,340円 | 14,300円 |
出典: ハミングウォーター(2026年8月14日取得)
合計欄は、公式ページに書かれている2つの金額を編集部が足したものです。差は3,960円になります。あわせて月額利用料も、本州ほかが3,300円に対して北海道は3,520円と書かれています。
ここまでを整理すると、初期費用の金額を動かしている要素は3つでした。設置作業を含むかどうか、事務手数料を取るかどうか、そして住んでいる地域です。
入口が0円でも、出口のお金は別に決まっている
初期費用だけで選ぶと見落としやすいのが、契約期間と、途中でやめたときの費用です。入口の金額とは連動していません。
| サービス | 最低利用期間 | 途中でやめたとき |
|---|---|---|
| エブリィフレシャス | 3年 | 3年未満の解約で40,000円 |
| ハミングウォーター | 2年 | サーバー引取手数料16,500円 |
| ふじざくら命水(基本プラン) | 2年契約 | 記載を確認できず |
| 富士山鳴沢の天然水 | 記載を確認できず | 注文が16箱以下だった場合、サーバー代の半額9,240円 |
| アクアバンク | 記載を確認できず | 記載を確認できず |
出典: エブリィフレシャス / ハミングウォーター(2026年8月14日取得)、富士山鳴沢の天然水 / ふじざくら命水 / アクアバンク(2026年8月18日取得)
ハミングウォーターの16,500円について、公式の料金ページの表記は「解約時」とだけ書かれています。最低利用期間の2年を過ぎてから解約した場合にもかかるのかどうかは、この表記からは判別できません。ここは断定を避けて、そのまま書いておきます。
ふじざくら命水は基本プランが2年契約と書かれていますが、3年割プラン・子育てプラン・法人プランの期間についてはページに記載がありませんでした。アクアクララ、アクアバンク、富士山鳴沢の天然水は、初期費用と同様に最低利用期間の記載を確認できていません。
入口が0円のエブリィフレシャスは、3年未満での解約に40,000円と書かれています。入口が10,340円のハミングウォーターは、最低利用期間が2年です。入口の金額と出口の重さは、逆になることがあります。
1年目の合計にすると、順番はどう変わるか

初期費用だけを見ると0円の会社が最も安く見えますが、毎月かかるお金を足すと並びが変わります。ここでは、公式ページに電気代の目安が書かれている3社について、1年目の合計を出しました。
| サービス・機種 | 初期費用 | 毎月(月額+電気代の目安) | 1年目の合計 |
|---|---|---|---|
| エブリィフレシャス lite | 0円 | 2,750円+623円=3,373円 | 40,476円 |
| エブリィフレシャス tall | 0円 | 3,300円+401円=3,701円 | 44,412円 |
| ハミングウォーター | 10,340円 | 3,300円+711円=4,011円 | 55,172円 |
| アクアバンク(セルフ設置) | 10,756円 | 4,378円+約1,000円=約5,378円 | 約75,292円 |
| アクアバンク(業者設置) | 19,756円 | 同上 | 約84,292円 |
出典: エブリィフレシャス / ハミングウォーター(2026年8月14日取得)、アクアバンク(2026年8月18日取得)
合計欄はすべて編集部の計算値です。内訳は次のとおりです。
- エブリィフレシャス lite: 3,373円を12倍して40,476円
- エブリィフレシャス tall: 3,701円を12倍して44,412円
- ハミングウォーター: 設置後1ヶ月間は月額利用料が無料と書かれているため、月額3,300円は11か月ぶんで36,300円。電気代の目安711円は12か月ぶんで8,532円。ここに初期費用10,340円を足して55,172円
- アクアバンク: 約5,378円を12倍した約64,536円に、初期費用10,756円または19,756円を足した金額
ふじざくら命水と富士山鳴沢の天然水をこの表に入れていないのは、電気代の目安が公式ページに記載されていないためです。同じ条件で足せない数字を、同じ表に並べることはしていません。この2社は水を箱で注文する形なので、注文する箱数によって毎月の金額が変わる点も、浄水型と条件がそろいません。
1年目の合計で見ると、初期費用0円のエブリィフレシャスと、初期費用10,340円のハミングウォーターの差は、初期費用の差だけでは説明できない大きさになります。初期費用は一度きりで、月額は12回積み上がるためです。初期費用の1万円が気になるときほど、毎月の差額を12倍した金額と並べて見るほうが判断しやすくなります。
この記事の数字の見方
- 金額はすべて各社の公式ページに書かれている税込表示です。取得日は2026年8月14日または8月18日で、表ごとに出典として記載しています
- 初期費用は契約時に一度だけかかる費用です。毎月かかるお金、水そのものの代金は含めていません
- 電気代は各社が公式ページに載せている「目安」の数値です。実際の使用状況や設置環境で変わります
- 合計欄は編集部が公式ページの数値を足した計算値です。公式ページにその合計額が表示されているわけではありません
- 「記載を確認できず」は、金額が無料という意味ではありません。参照したページに書かれていなかった、という意味です
- キャンペーンによる割引は、期限が書かれていないものがあります。申込時点で有効かどうかは公式ページで確認が必要です
料金やキャンペーンの内容は変わることがあります。最新の情報は各社の公式サイトでご確認ください。
この見方が向く人と、向かない人
ここまでの並べ方は、誰にとっても最適というものではありません。
向いているのは、これから初めて申し込む人です。契約時にいくら用意しておけばよいかがはっきりしますし、0円と書かれた表記の裏に何が置かれているかも見えます。設置作業を自分でやってもよいと考えている場合は、アクアバンクのように選択で9,000円動く例があることも判断材料になります。
短い期間だけ使う予定がある人にも、この並べ方は使えます。入口の金額より、最低利用期間と途中解約時の費用のほうが総額を左右するためです。1年で引っ越す予定があるなら、初期費用0円で3年契約の会社より、初期費用がかかっても期間の短い会社のほうが、結果として安く収まる可能性があります。
一方で、すでに数年使い続けるつもりが固まっている人には、この記事の切り口は向きません。初期費用は一度きりなので、3年、5年と使うほど判断への影響は小さくなっていきます。その場合は、月額と電気代を足した毎月の金額のほうを比べるほうが実態に合います。
また、水そのものの味や好みで選びたい人にとっても、この記事は答えを持っていません。ここで扱っているのは料金と契約条件だけです。
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まとめ
「ウォーターサーバーの契約時に一度だけかかるお金はいくらか」という問いへの答えは、本州で申し込む場合、0円から19,756円まででした。
- 0円と書かれているのは、エブリィフレシャスとふじざくら命水。富士山鳴沢の天然水はキャンペーン中が0円で、通常はサーバー本体の購入費18,480円がかかると書かれています
- ハミングウォーターは事務手数料8,140円と出荷手数料2,200円で、合わせて10,340円。北海道・沖縄はそれぞれ11,000円と3,300円で、合わせて14,300円です
- アクアバンクは設置のしかたで分かれ、セルフ設置10,756円、業者設置19,756円。業者設置には設置費8,800円を含むと記載があります
- アクアクララは、参照した料金シミュレーターのページに初期費用の記載を確認できませんでした
- 入口の金額と、最低利用期間や解約時の費用は連動していません。初期費用0円のエブリィフレシャスは3年未満の解約に40,000円と書かれています
- 1年目の合計で見ると、初期費用の差より月額と電気代の差のほうが大きく効きます
初期費用は、比べるときにいちばん目に入りやすい数字です。ただし今回並べてみると、この数字が指している中身は会社ごとにそろっていませんでした。金額を横に並べる前に、その金額が事務手数料なのか、設置費なのか、本体の購入費なのかを確かめておくと、比べたことの意味が変わってきます。
気になる会社が決まったら、初期費用の内訳・最低利用期間・解約時の費用の3点を、申込前に各社の公式ページで確認してみてください。この記事で「記載を確認できず」とした項目は、申込ページや利用規約に書かれている場合があります。


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